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【DVD鑑賞】スーパーの女

スーパーの女
 制作年  1996年
 監督   伊丹十三
 出演   宮本信子、津川雅彦、伊東四朗、三宅祐司、六平直政、
      高橋長英、小堺一機、松本明子、あき竹城、伊集院光、
      柳沢慎吾、伊集院光、原日出子、岡本信人ほか
 劇場公開 1996年6月
 録画日  DVD形式 2006年1月8日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2006年1月頃
       〃    2020年11月

 古いDVD形式の録画作品を処分しつつある。
なかなか物理媒体を処分するのは精神的にしんどい。
ということでデータを、ハードディスクに保存しては物理媒体を通っている居酒屋Mや居酒屋B、MMシアターのMさんのお店であるスナックKに持って行っては誰かに引き取ってもらっていた。
自分の目の届かないところで処分される分には、まぁ、心も痛まない。

ところが、この新型コロナ禍でそれもできない。
処分できない物理媒体が溜まってきた…
そして娘が我が家にNetflix視聴環境をセットアップ(昨年末)してから、だんだんと「観て終わり」に感覚が慣れてきて物理媒体所有欲が薄れてきた。
そこで意を決して処分することにしたのだが…やppり、そう簡単に割り切れない。
まずは自分で目印程度にラベルを印刷した媒体から始めることに。
それなりのラベルが印刷されたものは、新型コロナ禍が収まったら誰かに引き取ってもらおうという魂胆だが、どんだけ潔ぎ悪いのか…妻があきれている。

その妻が整理中の本作を見ながら「これ、なんだっけ?税務署のやつ?」と。
「いや、それは『マルサの女(1987年)』だよ」
「じゃ、暴力団?」
「それは『ミンボーの女(1982年)』だね。これは『県庁の星(2006年)』みたいに、うらぶれたスーパーの再生を図る物語」
「あっ、それは観てないな」
ということで鑑賞することになった。
まぁ、妻が観ている後ろからツマミ食いのように観ただけだけれど…

14年ぶりの再鑑賞。
やっぱり面白いな。
努力が実るところは、思わず目頭が熱くなる…単純なものだ。

それにしても本作制作時、スーパー業界って賞味期限の改竄が常態化していたのだったかな?
2000年代になって不二家、石屋製菓、赤福など賞味期限改竄問題が多数発覚したところをみると、案外どの業種にも改竄や隠蔽は蔓延していたのかもしれない。
そういえば勤めていた会社で、装置の現地調整データを不正に記入した調整員がいたことを思い出した。
1970年代後半のことだったと思うけれど、客先の指摘で発覚した。
信じられない事態に驚いたなぁ。
まぁ、人の命に直接かかわることではなかったけれど、技術者としての資質を疑う。

でも、その後も改竄ではないけれど「そりゃ、嘘だろう」という表示のカタログや、微妙な解釈問題を含んだ「改竄」もどきは多数あった。
現在の「忖度」問題同様に、人間社会の根源的な問題なのかもしれないな。

まぁ、それはさておき…
ラストにトラック(冷凍車)を使ったカーチェイス(?)があったのは驚いた。
まったく記憶に残っていない映像だったので。

しかし14年前の鑑賞時、10年前の出演者を懐かしみながら観ていたわけだが…
今回は「この人、生きてたっけ?」と思いながらの鑑賞になった。
時は流れる。

ちなみに、主な出演者の2020年11月22日現在…
・宮本信子(75歳)
・津川雅彦(2018年没 享年78歳)
・伊東四朗(84歳)
・三宅祐司(69歳)
・六平直政(66歳)
・高橋長英(77歳)
・小堺一機(64歳)
・松本明子(54歳)
・あき竹城(73歳)
・伊集院光(53歳)
・柳沢慎吾(58歳)
・原日出子(61歳)
・岡本信人(72歳)

あら、津川さんだけだったか。
六平直政、意外に若い人なんだ…

あっ、スーパーの名前は「元気屋」じゃなくて「正直屋」だった。
記録なので以下、修正せずにしておく。
それにしても、すごい名前だなぁ。



******************** 2020年4月25日 記 ***************************
                (元ネタは2013年11月2日 記)



 小学校5年だったか6年だったか、定かな記憶はないのだが、当時住んでいた北海道の片田舎の町にスーパーマーケットが誕生して話題になった。
何が話題かというと、ほんの少しだけ値段が安い。
いくらぐらいだったか憶えてはいないが、1~2%ぐらいだったように思う。
当時は定価が普通だったから、妙な商慣習だと話題になったのだろう。
値切らずとも安い・・・

大量仕入れと人件費の削減で安さを実現。
これは後付けの記憶だろうな。
冬に怪獣の雪像を作って遊んでいた小学生が、そんな難しいスーパーの仕組みを知っているはずがない。

本作は、とある町の閑古鳥が鳴くスーパー「元気屋」の再生物語である。
サクセスストーリーなので観ていて気持ちがいい。
日本的な人情や優しさにあふれた、楽しい作品であることは間違いない。

今回WOWOWで特集された伊丹十三作品を、どういう順番で鑑賞したのか忘れているくせに、こんなこというのも何なのだが…
本作は最後の方に観たのではないかと思う。
そのせいか笑いと人情話は、満腹状態に食べた美味しいラーメンみたいなところがあって、鑑賞している間はつらかった…ような印象が残っている。

日本的笑いと人情話といえば「寅さん」シリーズが一般的だが、実は一度もきちんと観たことがない苦手な作品だ。
渥美二郎が苦手というのもあるのだが、あまりにコテコテでダメだ。
ただ家族は嫌いではないようだ。
特に息子はテレビで放映されると観ているらしい。

笑いと人情があるかどうかは別だが、再生物語としては「県庁の星」と、どこかだぶるのだが、個人的には本作のほうが好きである。
本作、なにげに懐かしいにおいのする出演者が、ちょこちょこ登場する。
それを探しながら「おお!出ている」と悦にいるのもお楽しみである。

スーパーの女<Blu-ray> - 宮本信子, 津川雅彦, 松本明子, 高橋長英, 三宅裕司, 伊東四朗, 伊丹十三
スーパーの女<Blu-ray> - 宮本信子, 津川雅彦, 松本明子, 高橋長英, 三宅裕司, 伊東四朗, 伊丹十三

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