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【DVD鑑賞】大脱獄

大脱獄
 制作年  1975年
 監督   石井輝男
 出演   高倉健、木の実ナナ、菅原文太、郷えい治、
      田中邦衛、室田日出男、伊藤辰夫、前川哲夫、
      小池朝雄、加藤嘉ほか
 劇場公開 1975年4月
 録画日  DVD形式 2016年4月3日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2018年5月


 高倉健、菅原文太の共演作品ということで鑑賞した。
二人が亡くなったのは2014年。
亡くなった人を悪く言うのもなんだが、この二人と松田優作は、それほどよい俳優さんだと思ったことがない。
高倉健、菅原文太は、その活躍をリアルで知らないせいもある。
松田優作はリアルタイムだけれど、大根役者とまでは言わないけれど、演技の上手な俳優さんには未だに思えないのだけれど…

本作、殺人強盗の罪で死刑判決を受けた罪人どもが、網走刑務所(たぶん)を脱獄するところから始まる。
高倉健は銀行強盗だけれど、実際には殺人は犯していない。
銀行の警備員を殺害したのは、共犯の田中邦衛である。
まぁ、脱獄して復讐するという話のだが…

大人数で脱獄する割には、迫力のない映像。
しかも、脱獄の段取りも安っぽい。
まぁ、脱獄がテーマではなく脱走中の木の実ナナとのストイックな恋愛模様と復讐劇がメインのお話である。

やっぱり、こういう作品を観ていると、
邦画の斜陽化を意識してしまって切ない部分はある。
予算がなかったのだろうなぁ。
情けないロケシーンが多い。
テレビの2時間ドラマじゃないんだから、
もう少し何とかして欲しいものだが、致し方ない。

木の実ナナは昔、小学校高学年の頃かなぁ、好きだった。
トランジスタグラマーって彼女のことじゃなかったか?
声にもパンチがあって素敵だったなぁ。
後年、五木ひろしと歌った「居酒屋」は、カラオケでデュエットできる唯一と言っていいヒット曲である。

本作では九州から北海道へ流れてきたストリッパー。
逃走中の高倉健に倒れているところを助けられる。
高倉健のほうも夫婦ものを装って隠れ蓑にしようという思惑。
近くの木賃宿に逃げ込む。
まぁ、ここですったもんだあるのだが、二人はちょっといい感じになる。
木の実ナナ、決死の覚悟で高倉健を誘うが…

高倉健、ストイックな愛を貫く。
これ、健さんの魅力なのかなぁ?
ハリウッド慣れした自分には、脱がない、乳出さない木の実ナナも不満だけれど、
健さんの態度も納得できんなぁ。

後半は舞台が小樽に移る。
中学1年の時に住んだ街なので懐かしかった。
住んでいたのは1968年だから、本作制作の7年前。
あんまり変わっていないように感じた。
今から見ると木造の家が多いなぁ。

クライマックスは蒸気機関車での乱闘シーン。
相変わらず銃撃シーンは嘘くさい。
蒸気機関車の脱線シーン、本物のように見えたけど特撮?
本物だったら、本作の唯一の絵的には見どころかも。

菅原文太は、いいところ持っていく端役。
舎弟出演みたいだった。
まぁ、二人のファン以外は観なくていいかも。

おっと、演技で光るのは加藤嘉。
このお爺さん、宇野重吉と同じくらい小さい頃は好きだったなぁ。
あっさり死んじゃう脱獄班だけれども、味わいがある演技はさすが。

ところで先日(2018年)久しぶりにYES!Masterの鑑賞会を開催した。
お題は「終わった人(2017年)」だったのだが、
鑑賞後の食事会で本作を話題にしてみた。
敬愛する元上司Mr.身勝手君は「そんな映画があったのか」と少し驚いた様子。
やっぱり任侠道以外の健さん、文太兄さんには興味がないらしい。

MMシアターMさんに木の実ナナのくだりを話し、「納得できんのですよ」と言ったら、すかさず「それが健さんの魅力なんです」と。
へぇ~、そうなんだ。
「簡単に抱かないんですよ、健さんは」
なるほど、それが健さんの男気ってことなのか。

大脱獄 [DVD] - 高倉健, 木の実ナナ, 田中邦衛, 菅原文太, 石井輝男
大脱獄 [DVD] - 高倉健, 木の実ナナ, 田中邦衛, 菅原文太, 石井輝男

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