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【DVD鑑賞】人間の絆

人間の絆
 制作年  1964年
 監督   ケネス・ヒューズ
 出演   キム・ノヴァク、ローレンス・ハーヴェイ、
      シオバン・マッケンナ、ロバート・モーレイ、
      ナネット・ニューマンほか
 劇場公開 1964年7月
 録画日  DVD形式 2021年2月13日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2021年2月


 キム・ノヴァク狙いの録画・鑑賞。
キム・ノヴァク31歳の制作年。
撮影時は30才だったかも。
美しいし抜群の演技で、しょうもない悪女を演じている。
これまで彼女の作品では映像、演技とも「めまい(1958年)」がベストかなと思っていたが、いやいや本作の彼女が数段素晴らしい。

録画・鑑賞時、原作がサマセット・モームの「人間の絆」とは知らなかった。
観始めて「あれ?デジャヴ感があるな」と。
本作、「痴人の愛(1934年)」のリメイク作品だった。

なるほど、そうであればキム・ノヴァクVSベティ・デイヴィスである。
ミルドレッドの悪女っぷりはキム・ノヴァクかなぁ。
まぁ、これは個人的な好みの問題か。
いずれも甲乙つけ難いというのが本当のところだ。

冒頭に草原で子供たちがサッカーをしている描写がある。
一人の転校生が仲間に入ろうとするが、彼は虐めにあい仲間に入れない。
足のことも言われていた。
この場面は「痴人の愛」にはなかったはず。
してみると、これが監督の主張なのか?
原作小説を読んでいないので分からないけれど…うーん、意味不明だな。

大筋は原作が同じなので両作品い変わりはない。
ミルドレッドが臨終に際して「普通のお葬式を」と望んだのも「痴人の愛」とは違う主張で、本作ではミルドレッドの心情に別な思い入れがあるのか?
それにしては舞踏のシーンはフィリップのことだし…
よく分からない。

本作ではキム・ノヴァクの悪女っぷりと、堕ちてフィリップに何度も救われる際の反発する心情が「痴人の愛」より丁寧に描かれているような気がする。
これはローレンス・ハーヴェイVSレスリー・ハワードの側面もあるのかな。

ローレンス・ハーヴェイのコレクション作品。
 ・ロミオとジュリエット(1954年)
 ・影なき狙撃者(1962年)

まぁ、二人とも特別思いれのある俳優さんではない。

人間、良きにつけ悪しきにつけ縁というのがあって、腐れ縁とでも言うのか、どうにもこうにも離れられないうんめいというものがある。
この物語のフィリップとミルドレッドは、そういう仲である。
縁あって結ばれるなら、それに越したことはない。
惚れた弱みでミルドレッドにのめり込むフィリップだったが、かろうじて二人で奈落の底に堕ちる事態は免れた。
でも最後まで面倒をみる、みざるを得ない心情、理解に苦しむけれども腐れ縁なのだ。

一方のミルドレッド。
いつものように手慣れた様子でフィリップを翻弄するが、何かが彼女の意地に火をつけたのだろう、捨てた男の元に舞い戻るなんて…
それも何度も。
最初はカフェのウェイトレス、騙されて捨てられたコブつき女、未亡人ですらない。
最後は梅毒持ちの娼婦である。
意地でも世話にはなりたくないのだろうが、フィリップしかいない…
そうして臨終に際しては、自分の葬式のことを頼む図々しさ。
しかも「普通の葬式」というのだから身の程知らずにもほどがある。

だがフィリップは、彼女の願いを叶えるのだ。
映像では参列はしていない。
ラストは旅立つフィリップをサリーが見つめている…
よかったね、フィリップ君。
作品としては「痴人の愛」より本作が少し語ら作品的かな。

そうか、ローレンス・ハーヴェイってドミノ・ハーヴェイの親父殿か。

人間の絆 [DVD] - キム・ノヴァク, ローレンス・ハーヴェイ, シオバン・マッケンナ, ロバート・モーレイ, ケネス・ヒューズ
人間の絆 [DVD] - キム・ノヴァク, ローレンス・ハーヴェイ, シオバン・マッケンナ, ロバート・モーレイ, ケネス・ヒューズ

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