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【よもやま話】車のことなど(フロンテクーペ)

車のことなど(フロンテクーペ)


 1974年(昭和49年)4月に就職して社会人となった。
勤務地は東京。
高校時代の親しい友人Yちゃんは神奈川にあるトラック製造会社に就職していた。
どうやって彼の住んでいる寮を突き止めたのかは忘れてしまったが、連絡を取り合い時々会っては遊んでいた。
そういえばスージー・クアトロやグランドファンクのコンサートに行ったなぁ。

どうやって調べたのかなぁ?
彼の会社に電話をしたりした憶えはない。
そういえばYちゃんの妹のYちゃんと文通していたなぁ。
彼女から寮の場所と電話を聞き出した可能性が一番高い。
最初に住んだ自分の寮とYちゃんの寮は、当時の田園都市線で同じ路線だった。

自分の住んでいた寮は今の大井町線の沿線にあった。
数年前、寮が一緒だった入社同期のBちゃんと訪ねてみたことがある。
その寮は、入寮後一年で廃寮になったこともあり探すのに苦労した。
なにしろ40年以上前のこと、二人とも記憶はあやふやだった。
なんとかたどり着いた時は妙に嬉しかったし、思い出が様々に甦えり懐かしかった。

 さて、もうすぐ廃寮になるというある日のこと。
Yちゃんが原付きのバイクで訪ねてきた。
何を語ったのかは憶えていないけれど、なぜか写真が残っている。
この原付きには苦い思い出がある。
次の寮に移って間もない頃、Yちゃんが原付きバイクに乗って遊びに来た。
その原付きバイクはスクータータイプではなく、普通のバイク、なんというタイプか知らないが。ややスポーティーな感じだった。
寮の前は車の通りも少なかったので、後部座席に乗っていたら警官が…
Yちゃんが「マズイッ!」と言って慌てて降ろされた。
後で聞いたら原付バイクは二人乗りは違反だし、そもそも後部座席ではなく荷台だった。
Yちゃんからフロンテクーペを買ったと連絡があったのは、それから暫く経ってからのことだった。

フロンテクーペ.jpg
Motorz HPより

主要諸元
       フロンテクーペ(GX-CF)      フィット(RS)
・外寸・車重
 全長      2955mm           3955mm
 全幅      1295mm           1695mm
 全高      1190mm           1520mm
 ホイルベース  2010mm           2530mm
 車重       500kg           1070kg
・エンジン
 排気量      356cc(2ストローク)  1496cc(DOHC) 
 最高出力    37ps/6500rpm     132ps/6600rpm
 最大トルク    4.2kgm/4500rpm  15.8kgm/4600rpm
 燃料供給    3キャブレター        PGM-FI
・変速機     5速マニュアル        無段変速(CVT)
・駆動方式    後輪駆動(RR)       前輪駆動(FF)
・サスペンション
 (前)ウィッシュボーン           (前)マクファーソンストラット
 (後)セミトレーリングアーム        (後)トーションビーム
・ブレーキ
 (前)ディスク               (前)ベンチレーテッドディスク
 (後)リーディングトレーディング      (後)ディスク
・タイヤ     5.2-10         185/55R16



 さすがに360cc時代の軽自動車、かなり小さいが異様に全高が低いな。
Yちゃんの説明によると、この車の良さは、四輪独立懸架の足回りと2ストローク3気筒のエンジン音だという。
2ストロークというのは、エンジンの吸入、圧縮、燃焼、排気の4つの工程をピストンの一往復で行う方式のこと。
今では環境問題への対応が原理的に難しいことから、搭載する車はない。
当時は構造が簡単なことから軽自動車を中心に搭載車があった。
ただ三気筒というのは珍しく排気音が独特で、それがよいのだと言っていた。
まぁ、自分で運転はしなかったので足回りのことも排気音のことも、よくは分からなかったが、印象的だったのは全高が低いことによるスタイリッシュなデザイン。
大型トラックと並ぶとタイヤが真横に見えた。
Yちゃんのフロンテクーペは後期型だったので乗車定員は4名、後部座席はエマージェンシーだった。
発売当初は2ジーターなのだから、まぁ、致し方ない。

さて、この車の一番の思い出はYちゃんの妹が遊びに来た時のこと。
彼女の友人と4人でフロンテクーペに乗って鎌倉に行ったことである。
妹のYっちは我々の2歳年下だったので、今風に言うと卒業旅行だったのだろうな。
時期も、たしか3月だった…
さすがに男子2人、女性2人の乗車はきつかった記憶がある。

鎌倉に行ったのは、そこに歴史があるからだ。
北海道出身の我々には鎌倉時代感じられる街並みには、ある種の憧れがある。
北海道の街は、せいぜい百数十年だから、教科書で習う歴史を身近に感じられる鎌倉は魅力的なのだ。
どこをどう回ったかは、もう記憶が定かではないが、楽しかったことは間違いない。

妹のYっちとは、彼女が成人してから何度か呑んだことがある。
話題は男女間に友情はあるか?が多かったように思う。
二人とも存在するというのが当時の思いだった。
このままずっと仲良くできればいいなぁと、思ったものだ。
いっときの妄想だが、このまま彼女と付合い始めて万一結婚なんてことになったら、自分はYちゃんの義理の弟になってしまい、Yちゃんとの友情が微妙に変化してしまいそうで「それは嫌だな」と思ったことがある。
その後、暫くすると結婚してしまったYっち。
友情は、どこにいっちゃったのかなぁ…
まぁ、そういうものなのだろう、世の中は。

暫くしてYちゃんは地元の札幌に戻った。
1980年に自分も転勤で戻ったが、その時はもうフロンテクーペではなくミラージュⅡに乗っていた。
そしてミラージュも、なかなかユニークな車だった。
ホンダ1300クーペ9といいフロンテクーペといい、Yちゃんはユニークな車が好きだったんだなと、あらためて思う。

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