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【よもやま話】車のことなど(ホンダ1300クーペ9)

車のことなど(ホンダ1300クーペ9)


 さてYちゃんとの思い出の車であり、自分自身のホンダ好きの原点でもあるホンダ1300クーベ9について思い出を記録してみる。。
自分くらいの年齢だとホンダ車好きの原点はS800という人が多いと思う。
でも自分はクーペ9。
やっぱり体験がものを言う。

 高校3年になると自動車免許を取得する者が多くなる。
車好きか否かは関係がなく、就職後必要という者が大半だったように思う。
ただ仲間だったYちゃん、Kちゃん、Y君らは就職というより早く運転したいという理由のほうが大きかったと思う。
自動車学校でも誕生日の一ヶ月前から入学可能だった。
確かYちゃんの誕生日は9月か10月で、いち早く免許を取得した。
そして彼のお兄さん所有のクーペ9に皆で同乗して、Yちゃんのクーペ9解説を聞きながら街乗りを楽しんだ。


ホンダ1300クーペ9.jpg
webCG HPより


主要諸元
       ホンダ1300クーペ9      フィット(RS)
・外寸・車重
 全長      4140mm          3955mm
 全幅      1495mm          1695mm
 全高      1320mm          1520mm
 ホイルベース  2250mm          2530mm
 車重       900kg          1070kg
・エンジン
 排気量     1298cc(SOHC/空冷) 1496cc(DOHC) 
 最高出力   110ps/7300rpm      132ps/6600rpm
 最大トルク   11.5kgm/5600rpm   15.8kgm/4600rpm
 燃料供給    4キャブレター        PGM-FI
・変速機     4速マニュアル        無段変速(CVT)
・駆動方式    前輪駆動(FF)       前輪駆動(FF)
・サスペンション
 (前)マクファーソンストラット       (前)マクファーソンストラット
 (後)半楕円リーフリジッド         (後)トーションビーム
・ブレーキ
 (前)ディスク               (前)ベンチレーテッドディスク
 (後)リーディングトレーディング      (後)ディスク
・タイヤ     6.2-H13       185/55R16


クーペ9(エンジン).jpg
ホンダ ミュージアムにて(2018年5月)


Yちゃんから、この車のエンジンが空冷であることや高回転型なこと、他社と違って駆動方式がFF(前輪駆動)であること、そのためスペース効率がよく後部座席が広いのだと説明された。
まぁ、初めて体験する実車なので他に比較するものもなく、名調子の解説だったこともあって「なるほどそういうものか」と感心していた。
今、思うと二重構造の空冷冷却方式や特殊な冷却方式はDDACはエンジン単体の重量増を招き、フロントヘヴィな重量バランスの悪い車だっただろう。
Yちゃんは、バワステがないからハンドルが重いと言っていたが…

Yちゃんのお気に入りの一つに、この車が高出力だったこともあると思う。
当時、人気だったトヨタのセリカGT(初代)を引き合いにして「回転数を高めに走らないといけないけれど、平地では負けない」と豪語していた。
「排気量がないからトルクが弱いので、登り坂はダメかな。坂道の信号待ちは特に勝負にならない」と悔しそうに語っていた。
我々が同乗しているときは安全運転だったけれど、一人の時は信号グランプリをやったり相当な高速運転をしていたのだろうな。

セリカ1600GT.jpg
Nosweb HPより


主要諸元
       セリカ1600GT       ホンダ1300クーペ9 
・外寸・車重
 全長      4165mm         4140mm
 全幅      1600mm         1495mm
 全高      1310mm         1320mm
 ホイルベース  2425mm         2250mm
 車重       955kg          900kg
・エンジン
 排気量     1588cc(DOHC)   1298cc(SOHC/空冷) 
 最高出力   115ps/6400rpm     110ps/7300rpm
 最大トルク   14.5kgm/5200rpm  11.5kgm/5600rpm
 燃料供給    2キャブレター       4キャブレター
・変速機     5速マニュアル       4速マニュアル
・駆動方式    後輪駆動(FR)      前輪駆動(FF)
・サスペンション
 (前)マクファーソンストラット      (前)マクファーソンストラット
 (後)4リンク コイル           (後)トーションビーム
・ブレーキ
 (前)ディスク              (前)ディスク
 (後)リーディングトレーディング     (後)リーディングトレーディング
・タイヤ     6.45-H13      6.2-H13


 一番の思いでは、Kちゃんの家に遊びに行く途中でひどい目にあったこと。
Kちゃんの家は市内からは遠く。やや山の中だった。
冬のある日、少し新雪が積もっていたかと思うので注意しながら走っていた。
FFはFR(後輪駆動)より雪道には強いといったようなことを話しながらだったか…前方から大型のトラックがやって来たのが目に入った。
対向するにはギリギリの車幅、左にスッとハンドルを切ったのだが、車体はなぜかそのまま直進のまま。
Yちゃんは、焦る様子もなく落ち着いて更に少しハンドル(を、左へ。
しかし車は相変わらず直進、ハンドルを元に戻して再度と思ったのだろう、距離的には大丈夫だったのだが、ハンドルを戻したその瞬間に車は右に飛んだ。
トラックの前方をかすめて反対の雪壁に突っ込んだのだ。
雪だったし、前日に降り積もった雪がクッションになったのだろう、事なきを得た。
一瞬、死ぬかと思ったけれど…車を降りて呆然としていると、トラックの運転手が降りてきて「大丈夫か?」と心配してくれた。
車も我々も無事だったので「大丈夫です」と言って、車を出そうと前方に向かうと…
腰まで雪にぬかってしまい動きが取れない。
車を押し出せないのだ。
二人で「まさか春の雪融けまで。このまま?」と焦った。
トラックの運転手が「引っ張らないと無理だろう」と鎖を持ってきて、雪に埋まった車を引っ張り出してくれた。
雪道の恐怖、初体験だった。
Yちゃんは、「ゆっくり走っていたつもりだったけれど、オーバースピードだったのかなぁ」と反省していた。

 少し遅れて免許を取得したH君のカローラバンに乗って、同じような体験をした。
確か片側三車線の広い道だったと思う。
Kちゃんの家に向かうときは圧雪の上に新雪で滑りやすかったのだが、今回は道はややアイスバーン状態。
弛い登りで坂で、H君が追い越しをしようとアクセルを踏んだ。
Yちゃんが「H!、滑るぞ!」と叫んだような気がするが、記憶の捏造かも。
車はコントロールを失い、H君はハンドルを右へ左へ切るもののいうことを聞かない。
反対車線にUターンして止まった。
幸い対向車がなかったので事なきを得たが、もしと思うと今でも背筋が凍る。
でも、止まるまでたぶん車内で笑っていたと思う。
人は恐怖を感じると笑いだすのかもしれない。

そんな思い出多いクーペ9だったが、その後、お兄さんはセリカGTに乗り換えたと聞いたような気がする。
ちょっと寂しく思ったような気がするのは記憶の捏造か…

 港間、言われるようにバランスの悪い車なのだろうけれど。スタイルは魅力的だ。
特にフロントは、当時イーグルマスクと称していたような気がするが、他の日本車にはないデザインでインパクト大だった。
また内装もセンターコンソールが運転者側に傾いていて、コクピットをイメージしたものらしいが、他車とひと味違う雰囲気の運転席は、ドライバーのスポーツ心を刺激するには十分のデザインだった。

 そして、この車への最も強い思い入れは、やはり他車と異質なことである。
それは、この車を作り上げたホンダという会社への思い入れに繋がってゆく。
自分達の思いで他車と違う車を製造するメーカー・
それがホンダに対するイメージになった。
良し悪しとは別次元の話。
もう一つは、排ガス規制への対応をめぐる対応の物語。
ホンダ社員ではないので実際のことは知らないが、ものの本によると排ガス規制への対について本田宗一郎と若手技術者の間でエンジンの冷却方法についてをめぐって議論が沸騰、頑なに空冷を主張する宗一郎に対して排ガス規制クリアには水冷が必須であると説得したという話。
そして説得に応じた宗一郎は潔く社長の座を後進に譲る。
ここに技術屋としての高い誇りと経営者としての潔さを感じる。
そういう社風のホンダという会社が好きになった。
この思いがなければ、免許取得後ホンダ車ばかり乗ることはなかっただろう。
まぁ、1台目と5台目は理由があって別な会社の車になってしまったが…

この車の思い出は、こんな感じかな。
また思い出したら追記しよう。

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