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【よもやま話】車のことなど(スカイライン1500)

車のことなど(スカイライン1500)

ということで無事に車のオーナーになったのだけれど、まだ車に対してあれこれと欲求はなかった。
それが出てくるのはチェリーFⅡを買い換える時で、もう少し先のことになる。
その車選びの基準というか、今に繋がる車選びの基本姿勢に大きく影響するのが高校で仲良くなったYちゃんとの付き合いである。
きっかけは忘れてしまったが、おぼろげな記憶では彼がノートの端に書いていた車の絵を見たことではなかったかと思う。
同じクラスで席も近かった。
「上手だね」と声をかけたのだったか…

実は中学二年のある時まで将来は漫画家になりたいなとぼんやり思っていた。
でも物語を創造する才能も表情や感情を描く才能もないことに気づき諦めた。
そもそも漫画を描き続けるだけの根気がなかった。
根気を続けることも、ある種の才能である。
まぁ、そんなことで絵には興味があったので声をかけたのだと思う。

Yちゃんは、高校一年生にしては車に詳しかった。
通っていた高校は商業科だったので、不思議な感じがした。
詳しくは聞いていないけれど、本当は工業高校の機械科が志望だったのだろうなぁ。
受験に失敗したのか、成績が受験資格に届かなかったのか…
当時の商業科には、そういう経歴の連中が多かったように思う。

やがて自分もYちゃんの影響を受けて車好きになってゆくのだが、映画の時と同じで実車体験をもとにするというよりは、専ら車雑誌を読んでの机上マニアというスタイルであった。
そこは兄がいたYちゃんとの決定的な違いだった。
我が家には自家用車はなく、身近に車と触れあうという経験がなかったのだ。
それこそ車の初体験は、高校3年になってYちゃんが免許を取得し、当時お兄さんが乗っていたホンダ1300クーペ9の助手席に乗せてもらった時である。

Yちゃんとは高校二年からはクラスが別になったけれど、その後も付き合いは続き車の次に影響されたのは自転車だった。
二人でよくつるんで走っていた。
自転車の多段変則の機構になぞらえて、車のトランスミッションについて教わったりしたことが懐かしい。
Yちゃんは、人にものを教える才能があったのかもしれないなぁ。

二人でよく信号グランプリよろしく車と競争した。
時速40キロに達するまでの時間は、自転車の我々のほうが早かった…ように記憶しているが、考えてみれば危ないガキどもで先に行かせてくれていたのかもしれない。

Yちゃんの家からさほど遠くない公園でウィーリー走行などバイク的な曲芸乗りを楽しんだりもした。、
自転車は丁寧に磨いたし自分は新聞配達のバイトにも使っていたので、タイヤの摩耗が激しくタイヤ交換も自分でやっていた。
このマメさはYちゃんの教えによるものだが、今では信じられない。
もともとは面倒くさがりのグータラ野郎である。

そんなYちゃんと現在は音信不通なのが、とても残念である。
同じく仲のよかったKちゃんとも事情があって連絡が途絶えてしまった。
まぁ、こんなものなのかと諦めつつも寂しい限りである。
皆、元気で暮らしていることを祈るばかりである。

ということで高校時代、友人たちと大いに盛り上がった車の話題を幾つか。
まずは思い出の車、ホンダ1300クーベ9のことからと思ったのだが、その前に地ならしで自分の記憶に登場した車のことから始めることに。
最初はスカイライン1500である。

スカイライン1500.jpg
プリンススカイライン1500   ウィキペディアより

スカイラインと言っても日産ではない。
日産に吸収合併される前のプリンス時代のスカイライン。
この車に上位クラスのグロリアのエンジンを押し込んだ2000GTが、第81回日本フランプリでポルシェと互角に戦ったことは有名なエピソードだが、エンジンルームを200ミリ延長して無理矢理6気筒エンジンを積んでいるので、バランスの悪い車だと思われ実体験の無い者には俄には信じがたい。
ポルシェの調子が悪かったのかドライバーが素晴らしかったのか?
とは言え、日本中のレースファンを興奮のるつぼに落とし入れたのは間違いない。
その興奮は一般のユーザーにも伝わり、販売面でも大きなインパクトを与えたことは想像に難くなく売上増大にも大きく貢献した。

さてそのスカイライン1500の仕様。

主要諸元
       スカイライン1500      フィット(RS)
・外寸・車重
 全長      4055mm           3955mm
 全幅      1495mm           1695mm
 全高      1410mm           1520mm
 ホイルベース  2390mm           2530mm
 車重       960kg           1070kg
・エンジン
 排気量     1484cc(OHV)      1496cc(DOHC) 
 最高出力    70ps/4800rpm       132ps/6600rpm
 最大トルク   11.5kgm/3600rpm    15.8kgm/4600rpm
・変速機     4速マニュアル         無段変速(CVT)
・駆動方式    後輪駆動(FR)         前輪駆動(FF)
・サスペンション
 (前)ダブルウィッシュボーン        (前)マクファーソンストラット
 (後)半楕円リーフリジッド         (後)トーションビーム
・ブレーキ
 (前)リーディングトレーディング      (前)ベンチレーテッドディスク
 (後)リーディングトレーディング      (後)ディスク
・タイヤ    5.60-13         185/55R16

 全長はフィットより少し長いけれど車高が低いし車幅はフィットが広いので、ぱっとみはあまり変わらない大きさだったのか。
エンジン性能を含めて車としての基本性能は断然上だけれど、半世紀場前の車だからなぁ、比較する意味はないかも。

この車が記憶に登場するのは中学3年。
英語の先生の自家用車だった。
車そのものに興味があったわけではなく、リアトランクの「Skyline」というエンブレムが読めなかったのだ。
妙にクシャクシャとしている字体で、当時は多少英語に自信があったので、読めないことが悔しかった、という程度の記憶である。
それ以上のことはない。

高校生になって自動車雑誌を読むようになってぽるしゃとの逸話や日産、プリンスの合併話を知ることになる。
6気筒エンジンを搭載したスカイラインは2000GTを名乗る。
合併後は日産の看板車種に成長、この次のモデルは通称ハコスカと呼ばれる。
無理矢理が伝統なのかどうかは知らないが、レース車のR380のエンジンをデチューンして搭載したモデルがGT-Rとして発売された。
今も中古車市場では人気を博しているが、車自体の性能は現在のフィットRSと大きく変わらない数値である。
まぁ、ドライバビリティは寸法や机上の数値だけではないから、何とも言えないが…

ちなみに高校時代の友人Kちゃんが、後にR32と呼ばれる型のGT-Rを所有、一度だけ助手席に乗せてもらったことがあるが、確かに加速時に感じる重力は半端ないもので、ターボ仕様ではあるにせよ、さすが280馬力はドエライ迫力だった。
ただ走行感覚は、街乗りをしている限り今の自分の車と大差ないように思う。
まっ、自動車技術の進歩ということだろう。

スカイライン1500セダンの思い出は以上である。
ちょっと情けない記憶だなぁ。
数年前、同窓会でたまたまこの先生と会う機会があり、口癖だった「人生は長い」に込められた意味とスカイラインに乗っていたことについて話した。
呑み過ぎたせいか内容は忘れてしまった。
車への思いで同様、締まりのない情けない話だなぁ。

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