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【DVD鑑賞】SHOGUN

SHOGUN
 制作年  1980年
 監督   ジェリー・ロンドン
 出演   リチャード・チェンバレン、島田陽子、三船敏郎、金子信雄、
      フランキー堺、目黒祐樹、高松英郎、岡田真澄、千野弘美、
      ジョン・リス=デイヴィス、ダミアン・トーマスほか
 劇場公開 劇場未公開(映画版の公開 1981年11月)
 録画日  DVD形式 其の壱 2020年4月18日
       〃    其の弐 2020年4月23日
       〃    其の参 2020年4月26日
       〃    其の四 2020年4月29日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2021年1月


 1980年(昭和55年)の米国テレビドラマ。
なかなかの力作である。
ものの資料によると製作費30億円。
セットにも手抜き感がなく、とても素晴らしい映像に仕上がっている。

欧米では今でも日本文化を知る作品の一つとして人気があると聞く。
放映当時は「ルーツ(1977年)」に次ぐ大ヒットを記録したらしい。
日本でも放映されたようで、ぼんやりとした記憶はその映像だろうか?
あるいは125分に編集された映画版をレンタルビデオで観たのだったか?

ところで「ルーツ」といえば思い出すことがある。
妹が小説を読んで、えらく感銘を受けtらしい。
昭和55年に東京から地元の札幌に転勤になり、妹から聞いた話。
当時は、そういう人も多かったように思うが自分の家のルーツを調べたらしい。
父方のほうは三代ほど前で分からなくなってしまったらしい。
函館の漁師だか農家の出だったらしいのだが…
母方は、明治末期か大正の初めくらいに本州から函館に渡ってきたと祖母から聞いたことがあったが、どうやら北陸、石川県だったrしい。
妹は、ド根性で親戚を見つけ訪ねてみたと言っていた。
その行動力に驚いたが、その後、親しくやり取りもなかったのに旅行で再訪して歓待されたと話していたのには、感覚的に呆れてしまった。
まぁ、人見知りせず社交的と言えば聞こえはよいが、傍若無人と言えなくもない。
このあたりは人柄もあるから、一概には言えないけれど…
妹には、そういう少し無神経な人付き合いの傾向があったように思う。

 さて、本作のテレビ放映は1981年3月30日から4月6日まで8夜連続。
夜8時からの放映だったようだkら、たぶん観ていないだろうなぁ。
ビデオだとしたら結婚した1982年6月以降のことになるが…
記憶はあいまいである。
鑑賞前の映像的な記憶は、リチャード・チェンバレン演じる按針さんに裸体をさらす島田陽子の姿だった。
暗い部屋なので、彼女の姿はよく見えなかったのだが…
今回、鑑賞してみると…そんなシーンはなかった。
いや、あったのだけれど、それは島田陽子演じるまり子さんではなく千野弘美が演じるふじ子さんだった。
相変わらずの記憶保持力、いい加減なものだな。
ということで機会があれば観てみたいと昔から思っていた作品。

さて本作に登場する按針さん。
江戸時代初期に徳川家康に外交顧問として仕えた英国人航海士ウィリアム・アダムスがモデルになっている。
日本名三浦按針として知られる。
はて、三浦按針の名を知ったのは、いつごrだっただろうか?
本作を観た頃には知っていたように思うが、学校で習った憶えはないなぁ。

彼が日本に漂流したのは、関ケ原の戦いの半年前のことだそうである。
本作の舞台設定も、そのような時期になる。
もっとも本作は、史実を伝える伝記ものではない。
あくまでも三浦按針をモデルにした完全なるフィクション。
架空の国の出来事といってよいほど日本人的には違和感のある価値観で描かれる。
物語としては、それなりに楽しめるのだが…

多くの点で感じる違和感。
儀礼としての、お辞儀の使い方。
間違っている。
裏切った部下に切腹を命じているが、切腹は武士の面目。
裏切り者に許される行為ではない。
同じように人質救出のためのまり子の自害。
当時の女性には、このような権利も価値観も風習もない。
細川ガラシャがモデルらしいが…

他にもおかしな点は多いのだが、しかし考えてみると欧米人が当時の日本文化に抱いたイメージを具現化していると思えば、さもありなんという気もする。
異文化の理解というのは、ことほど左様に難しい。
当時は今のように情報が氾濫しているわけではない。
あくまでも自文化の価値観、物差しで測るしかない。
まぁ、基本は今も同じだろうけれど。
そういう目線で鑑賞すると、なるほど味わい深いものがある。

おかしな点は大阪の支配者、石堂。
金子信雄が演じているが、モデルは石田三成になるのだろうか?
いや五大老の一人だから柴田勝家?あるいは毛利元就か?
権力の集中具合(大阪城の主だし)からすると秀吉のような気もする。
でも太閤は死んでいるから、おそらくそれらをひっくるめて西軍の大将として象徴的に描かれているキャラクターなのだろう。
まぁ、物語を面白くするにはもってこい。
金子信雄の演技も痛快。

面白いのは家康がモデルであろう虎長(三船敏郎)。
悪人でもなく、賢者でもない。
不思議な存在である。
欧米人がイメージする日本の将軍、おそらくエンペラーに近い存在なのだろう。
悪党として描かれる石堂との対比が面白いと思った。

 そういえば原作小説を読んだような気がする。
あまり面白いとは思わなかったのだけれど、本作は面白い。
ツッコミどころは、文化の違い、価値観の相違の勉強になって楽しい。
日本がロケ地になっているので似非ジャパニズム的な映像ではないところもよい。

でも、やっぱり違うんだよなぁと日本人なら思うはず。
島田陽子の演技は、好きになれないな…

将軍 SHOGUN スペシャル・コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD] - リチャード・チェンバレン, ジェリー・ロンドン, 三船敏郎, 島田陽子, フランキー堺, ジョン・リス=デイヴィス, 目黒祐樹, 金子信雄
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