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【DVD鑑賞】検察側の罪人

検察側の罪人
 制作年  2018年
 監督   原田眞人
 出演   木村拓哉、二宮和也、吉高由里子、平岳大、大倉孝二、
      八嶋智人、山崎紘菜、酒向芳、矢島健一、キムラ緑子、
      松重豊、山崎努ほか
 劇場公開 2018年8月
 録画日  DVD形式 2019年7月31日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年12月


 日本の犯罪ものとしては等身大の展開で、なかなか面白かった。
ドンパチの銃撃戦もないし、非現実的なほど大袈裟に風呂敷も広げていない。
そこがよかった点だろう。
原作小説が面白いのかもしれない。

ただ映画だけ観ていると、この物語に史上最悪の作戦と言われているらしい「インパール作戦」が物語にどのように絡んで何を表彰しているのか、少し分かりくいような気がした。
まぁ、「インパール作戦」をよく知らないせいもあるかもしれない。
小説では詳しく説明があるのではないかと思うけれど…

 物語は東京・蒲田に暮らす老夫婦が殺害された事件の犯人を追うミステリー部分、さらに20年前の女子高生殺人事件が絡んでくる展開。
女子高生の事件は、既に時効が成立していた。
彼女は主人公の最上検事(木村拓哉)が学生時代を過ごした寮のアイドル的存在だった。
その犯人と目される男が、蒲田の老夫婦事件の重要な容疑者だったのだ。

容疑者の松倉を執拗に攻め立て状況証拠固めを徹底し、老夫婦殺害犯として裁判で有罪にするというストーリーを立てる。
着々と、段取り通り進む捜査。
かつての教え子の沖野(二宮和也)を巧みに操り、外堀を埋めてゆく。
沖野は、やや強引な手法に時折疑問を挟むが、組織内の序列を盾に事を進める最上。
まぁ、このあたりは組織に属していると身につまされるものがある。
こういうことが起こらないための一つの手法として、敬愛する元上司Mr.身勝手君は部下と日常的な会話の機会を常に意識していた。
特に一対一の酒席を大事にしていて、自由闊達に意見を言わせてくれた。
酒好きなので宴席も多かったが、それとは別のものだった。

ただ相性もあるようで元同僚の鉄人S氏だけは、そうした席でも蛇に睨まれたカエルのようだった。
何度も「酒席なんだから気楽に話せば」と言ってはみたのだが…
その鉄人S氏も昨年還暦を迎えた。
自分もそうだが還暦というのは、様々なことを思うものだ。
今年(2021年)の年賀状に「思うところあって来年から年賀状を止めます」と書いてあった。
うーん、分からないこともないけれど…
まだ現役を続けるつもりの様子、少し早いかも知れないなぁ。

ところが蒲田の老夫婦殺害事件、真犯人が判明する。
松倉は、この事件に関してはシロだったのだ。
かつての少女殺人事件についてはオフレコで自白した松倉。
ここで最上検事は、ある思い切った行動に出る。

 どこの世界でも人間は常に両面性というのか、不可思議な行動をとることがあるものだ。
最上検事の行動も、論理的に考えれば有り得ない暴挙なのだが、法律が裁けない悪事へ個人的にかかわってしまい強い思いを抱いている以上、感情的には理解もできる。
Mr.身勝手君の「人は右手で正しいことをしながら左手で悪事を働く」という言葉を思い出した。
まさに本作のテーマの核心である。

松重豊が今回は、いいところをもっていっているなぁ。
キムタクの演技も、切れ味鋭い感じ。

鑑賞後、妻に「面白いねぇ」と言ったら「でしょ」と。
ああ、そういえば劇場で観ていたんだったな。
予告編が面白そうだったので一緒に観ようかなと思っているうちに、さっさと観に行ってしまったのだった。
あれ?キムタクファンじゃないと思ったが…
でも、昔からジャニーズ好きだからなぁ、二人も出てるし。
妻の鑑賞動機は、そういうことだったのかな?

検察側の罪人 DVD 通常版 - 木村拓哉, 二宮和也, 吉高由里子, 平岳大, 八嶋智人, 山崎紘菜, 松重豊, 山﨑努, 原田眞人
検察側の罪人 DVD 通常版 - 木村拓哉, 二宮和也, 吉高由里子, 平岳大, 八嶋智人, 山崎紘菜, 松重豊, 山﨑努, 原田眞人

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