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【WOWOW鑑賞】ロスト・イン・ラマンチャ

ロスト・イン・ラマンチャ
 制作年  2001年
 監督   キース・フルトン、ルイス・ペペ
 出演   テリー・ギリアム、ジョニー・デップ、
      ジャン・ロシュフォール、ヴァネッサ・パラディ、
      ベルナール・ブーイほか
 劇場公開 2003年5月
 鑑賞年月 WOWOW鑑賞 2020年12月


 WOWOWで「テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年)」の放映に合わせて本作も放映されたので録画してみた。
媒体に残してコレクションするかどうか、現時点ではお悩み中である。

最初は失われたドン・キホーテの騎士道精神の物語かなぁと思ったのだが、なんと1998年から2000年にかけて制作され中断を余儀なくされた「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のメイキング映像だった。
潰れてしまった作品のメイキングというのも珍しい。
そのせいかドキュメンタリータッチの内容になっている。

商売というのは、資金繰りが大変だ。
だから小さな居酒屋では掛け売りが一番困るのだ。
「女将、つけといて」では経営が成り立たなくなる。
そこそこの規模の居酒屋やチェーン店であれば銀行も考慮してくれるだろうが、個人経営では簡単にはいかない話。
この新型コロナ禍で困窮している個人経営者の姿が目に浮かぶ。
しかも彼らは、それが生活の糧であるわけだから…

本作で語られる映画制作の裏話の一つが、やっぱり金の話。
スケジュールが狂っても金は出てゆく…
何もしなくても金は出てゆく。
固定費が重くのしかかる。

もう一つは監督のテリー・ギリアムの思い。
「ドンキホーテというキャラクターは、ギリアムの作品に共通する多くのテーマ(「個人」対「社会」、「正気」の概念など)を体現している。」(ウィキペディア)
へぇ、そういうものかな。

ラ・マンチャの男(1972年)」でもそうだったが、ドン・キホーテというのは時代の波に押し流され消えかけている騎士道を、滑稽に見えるかもしれない騎士道を安易に捨て去ってはいけないという話ではないのかな?
それは「憑神(2007年)」の原作者、浅田次郎が言いたかったことと同じ。
そういうイメージだったのだけれど…
「個人」対「社会」、「正気」の概念は無かったかな…というか今でも無い。

バロン(1989年)」だけでは物足りなかったのかな?
確かに「バロン」には「失われた騎士道を守る」という感覚はない。
でも「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」だって、それほど強く騎士道を感じることはなかったけれどなぁ…
本作で語られるドン・キホーテ、実現していたらどうだったのだろう?
テリー・ギリアムが思うほど観客はラ・マンチャの男にのめりこんではいないだろうから、やっぱり惨敗に終わったような気がしないでもない。

ヴァネッサ・パラディも出ていたらしいが、見逃してしまったか?

ロスト・イン・ラ・マンチャ [DVD] - テリー・ギリアム, ジョニー・デップ, キース・フルトン, ルイス・ペペ, テリー・ギリアム
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