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【DVD鑑賞】狂った夜

狂った夜
 制作年  1959年
 監督   マウロ・ボロニーニ
 出演   エルザ・マルティネリ、アントネッラ・ルアルディ、
      ローラン・テルジェフ、ジャン=クロード・ブリアリ、
      ミレーヌ・ドモンジョ、アンナ・マリア・フェレーロほか
 劇場公開 1960年5月
 録画日  DVD形式 2019年11月27日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年12月


 ミレーヌ・ドモンジョ狙いの録画・鑑賞。
綺麗だったけれど、ほぼチョイ役。
とても残念。
内容的にも苦手な感じ。
今風に言うと「トレインスポッティング(1996年)」的と言うのか、米国風で言えば「SPUN/スパン(2002年)」のような印象の作品。

イタリアの不良少年の1日を描いている。
昼間っから?と思うのだけれど、売春婦たちが立ち並ぶ通りを若い娼婦が悪態をつきながら闊歩している。
一人の娼婦と昨夜の客の取り合いのことでこぜりあいが始まる。
やがて取っ組み合いの喧嘩になるのだが、若い男が二人やってきて仲裁に入る。
彼女たちを車に乗せ、とある場所へ。

彼らは盗んだライフル銃を売りさばこうとしていたらしく、女たちを連れていたほうが警察に怪しまれないだろうという魂胆のようだ。
彼女たちも、それに気づき「それ相応の金を」と結託する。
さっきまで取っ組み合いのけんかをしていたのに、いい気なものである。

それにしても娼婦たちの描写といい、この違法取引の描写といい、やたら乾いているように感じるのは土地柄、文化の差だろうか?
それに登場する女性たち、妙に美人だらけ。
まぁ、映画だからなぁ。
1950年代のハリウッド映画の嘘くささとは別の意味での作り物感がある。

このあと金を巡ってすったもんだがある。
途中で金持ちの不良と仲間になったりもする。
ラストのオチを見ると、イタリアってのはもともと格差の大きい社会なのかなぁ。
同じ不良でも、ライフル銃を売りさばこうとした彼らとは違う。

時代なのか、ドラッグはあまり出てこない。
でも雰囲気はドラッグで刹那を生きる若者たちの群像劇。
エンディングは、尻切れトンボのようだった。

戦後14年、敗戦国のイタリアがどんな社会だったのか、よくは知らないけれど…
必ずしも順調には進んでいない復興、経済的に苦しい若者たちが感じる社会への鬱屈した思いと刹那的な生き方を、乾いた感覚で切り取った映像が淡々と続く感じ。
でも3年後に制作された「太陽の下の18才(1962年)」は、風景も作風もとびっきりに明るいからなぁ。
まぁ、まだら模様で社会は成り立っているということか。
あるいは監督の視点の違いか…

ミレーヌ・ドモンジョがヒロインかなと思い込んで録画したので、あまりのチョイ役にフラストレーションは大きかったけれど、まぁ、自分の女優に偏向した鑑賞方法ではやむを得ない事態である。
正直ミレーヌ・ドモンジョの登場まで、ちょっとイラついた。

狂った夜 HDリマスター [Blu-ray] - エルサ・マルティネリ, アントネッラ・ルアルディ, アンナ・マリア・フェレーロ, ミレーヌ・ドモンジョ, マウロ・ボロニーニ
狂った夜 HDリマスター [Blu-ray] - エルサ・マルティネリ, アントネッラ・ルアルディ, アンナ・マリア・フェレーロ, ミレーヌ・ドモンジョ, マウロ・ボロニーニ

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