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【Netflix鑑賞】スタートレック/宇宙の巨大怪獣

スタートレック/宇宙の巨大怪獣
 制作年  1967年
 監督   マーク・ダニエルズ
 出演   ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、
      ジョージ・タケイ、ウォルター・ケーニッヒ、ウィリアム・ウィンダム、
      エリザベス・ロジャース、ジョン・ウィンストンほか
 劇場公開 劇場未公開
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2020年11月


 宇宙の巨大怪獣と言っても、生物の怪獣は登場しない。
スポックの分析によると巨大な自動操縦による無人の宇宙船らしい。
これが太陽系規模の惑星軍を破壊し、その破片をエネルギーに変換して永遠に破壊を繰り返すロボットのようなものらしい。
スポックは、未知の異星人が恐怖に駆られて作り上げた最終兵器ではないかとカーク船長に報告。

こういう発想は、米ソ冷戦と核戦争を現実の危機として実感していた60年代の気分が大いに影響していると思われる。
遠い未来の遥か彼方の物語とは言え、視聴者の感覚には「さもありなん」と訴えるものがあったに違いない。

本作は、1960年代のテレビ映像としては秀逸のスペースバトルが展開する。
まぁ、難点は敵の巨大怪獣、もとい最終兵器が鯨みたいな造形なことだろう。
これはスペースバトルと並行して進む人間ドラマに、「白鯨」の雰囲気を持ち込もうとした制作陣の意図が反映しているとみるのは穿ち過ぎだろうか?
「白鯨」は原作小説も読んだことはないし、映画も観たことはないのだが…
まぁ、原作がベースと言えなくもない「ホワイト・スペース(2018年)」と「エイジ・オブ・ザ・ドラゴン(2011年)」は観たけれど、どとらもWOWOWへなちょこSFって感じの作品だったしなぁ…

人間ドラマのほうは、ある惑星系から救難信号を受け取ったエンタープライズが、到着してみるとエンタープライズと同型の宇宙船が浮遊していた。
惑星系は存在しておらず、生き残ったデッカー船長から巨大怪獣に攻撃されたと聞かされるのだった。
彼は乗組員を、ある惑星に転送し避難させたのだが、惑星ごと巨大怪獣に破壊されたため乗組員の死に責任を感じているのだが…

デッカー船長、かなりの傍若無人を発揮しエンタープライズの臨時船長に。
巨大怪獣攻撃に執念を燃やす。
一方カーク船長、デッカー船長をエンタープライズに転送した後、巨大怪獣の攻撃で転送装置が故障したのでスコットともに宇宙船に取り残されている。

ドラマ的にはデッカー船長とカーク船長の指導力を対立構造で描いている。
事を成す上ではデッカー船長のような執着心とバイタリティーが時には必要かもしれないが、船長として400名からの乗組員のリーダーとしては、いかがなものかというのが本作の主張かと思う。
まぁ、確かにそうだろうな。

そういえば劇場版「スタートレック(1979年)」のデッカー、エンタープライズの船長になるところだったのにカーク提督がやってきたので副長だったか船長代理になったのだったなぁ。
本作を知っていれば多少因縁めいた展開にニヤリとしたかもしれない。
こちらのデッカーも野心家で直情的で、やっぱり船長の器ではなかった…
まっ、アイリーン中尉との愛を成就できたから本作のデッカー船長よりラストの扱いはよいのかもしれない。
本作のデッカー船長のラストは自己犠牲によってエンタープライズを救うけれど、なんとなく「そのくらい当然だろう」という感じがしてしまう。

とにかくCG技術によらない特撮映像として、見応えのあるスシリーズ初のスペースバトル映像を心行くまで楽しむことにしよう。
1967年、半世紀以上前の映像である。

スタートレック/宇宙の巨大怪獣.jpg
スーパー!ドラマHPより

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