制昨年 1970年
監督 ニコラス・ジェスネール
出演 チャールズ・ブロンソン、アンソニー・パーキンス、
ジル・アイアランド、アンリ・ガルサン、
アンドレ・ペンヴルンほか
劇場公開 1971年8月
録画日 DVD形式 2020年11月22日
鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年11月
チャールズ・ブロンソンとアンソニー・パーキンス狙いの鑑賞。
ジル・アイアランドは可愛いなと思うけれど、本作に限らず演じているキャラクターの印象が少ないせいか、今一つ心に刺さらない女優さん。
因みに鑑賞作品のコレクションは、
・雨の訪問者(1970年)
・狼の挽歌(1970年)
・夜の訪問者(1970年)
・メカニック(1972年)
・ロサンゼルス(1982年)
(2020年11月末現在)
あらま、全部チャールズ・ブロンソンとの共演策だ。
つまり彼の作品を観たら出ていた…それだけのことか。
でも映画が読む時代だった中高生の頃から耳にしていた名前だ。
どんな印象で記憶していたのかな?
憶えがないが、どうせ奇麗なビキニ姿だったのだろう。
上記の共演中、二人は夫婦だったんだ。
アンソニー・パーキンスもノーマン・ベイツの呪いに囚われているのか、「サイコ(1960年)」から10年経っても似たようなキャラクターを演じている。
もっとも「サイコ3/怨霊の囁き(1986年)」を監督するくらいだから、本人もハマっていたのだろうけれど。
本作では、それほど強烈なホラー性のあるサイコではない。
偏執狂に近いか?
職業は医師。
ある日、彼の勤務する港町の病院に記憶を失った男が運び込まれる。
何を思ったか、彼は自宅で彼の診療をすることに…だが、周囲には秘密。
うーん、怪しい。
客室に宿泊させるが、なんと寝室には妻が寝ている!
あれ?男には独身だと説明していなかったか?
うーん、怪しい。
実は、この妻が浮気をしていて、その浮気相手に彼女を殺させ、さらにこの記憶喪失の男にその罪をなすりつけようという完全無欠の完全犯罪を企てているのだ。
いやぁ、しかし…穴だらけの計画じゃないか?
ちょっと展開が都合よすぎのような気がした。
さらに言うと…おそらくチャールズ・ブロンソンが途中で記憶を取り戻し、彼の悪だくみに気が付いて反撃に出て、彼の妻であるジル・アイランドとめでたく恋に落ちてしまうという展開だなと思った。
そのほうがアクションも取り入れられてチャールズ・ブロンソンらしい作品に仕上がったのではないかと思うのだが…
結局、アンソニー・パーキンスに操り人形を演じさせられ、放り投げられた感じで物語は幕引きとなる。
まぁ、考えようによっては彼としては異色の作品と言えるかもしれないな。
でも作品そのものは、サイコ・サスペンス的にもミステリー・サスペンス的にも成立していない、単なる痴話話に過ぎないのは残念だ。
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