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【DVD鑑賞】ファントム・オブ・パラダイス

ファントム・オブ・パラダイス
 制作年  1974年)
 監督   ブライアン・デ・パルマ
 出演   ポール・ウィリアムズ、ウィリアム・フィンレイ、
      ジェシカ・ハーパー、ジョージ・メモリー、
      ゲリット・グレアムほか
 劇場公開 1975年5月
 録画日  DVD形式 2019年7月15日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年11月


 本作に刺激されてケン・ラッセル監督は「Tommy/トミー(1975年)」を制作したのかな?と一瞬思ったほど、ロックオペラという印象を受けた。
録画・鑑賞動機は、忘れちゃったけれどオペラ座の怪人。
監督がブライアン・デ・パルマ、どんなミステリーが?
という期待だったと思うが、ロックオペラ風だったのには驚いた。

オペラ座の怪人は優柔不断のクリスティーンとラウル(作品によって名前は違う)と怪人の三角関係を描く恋愛物語だが、本作は怪人の悲劇を描いていて三角関係の恋愛劇は刺身のツマ程度には組み込まれているが、メインの話ではない。

 音楽業界の重鎮でありながら謎の人物スワン。
チビで嫉妬心の強そうな、とてもロック的ではない外見。
彼はロックの殿堂「パラダイス」の建設のため、新たな音を求めていた。
目をつけられたのは、売れない青年音楽家ウィンスロー。
背は高いがひ弱で、人のよさそうな正直者。
とてもファントムになるとは思えない風貌だが…

スワンはウィンスローから、カンタータ「ファウスト」を騙し取る。
人のいいウィンスロー、気がついたときには時すでに遅し!
無実の罪を着せられ東国の憂き目に。
事ここに至って怒りのウィンスロー、脱獄してスワンの経営するレコード会社へ乗り込むが、プレス機に挟まれて顔と声をつぶしてしまうのだった。
これで見た目も怪人じゃっ!

ここまでがオペラ座の怪人モチーフ、なぜ彼は怪人となったのか?のデ・パルマ風解釈だろうと思うが、本作は加えてスワンの物語も展開する。
こちらは、なんとファウストが土台になっている。

ファウストを下敷きにした作品は「悪魔の美しさ(1949年)」や「悪いことしましョ!(1967年)」、「悪いことしましョ!(2000年)」ぐらおかなぁ。
メフィストの誘い(1995年)」も、そうだったかもしれない。
「ファウスト(2011年)」という作品もあるけれど、これは未鑑賞だ。
まぁ、悪魔に誘いに魂を売り渡すのが骨子の物語。
そう、スワンは若さを保つために悪魔に魂を売り渡していたのだった。

経緯は忘れてしまったけれど(!)、「パラダイス」のこけら落とし公演に向け曲を書く契約を結んだウィンスロー、自分が歌うと言われていたがスワンには全くその気はなく別のゲイ・バンドが演奏することに。
再び、スワンに裏切られたことを知ったウィンスロー、遂にビチギレ。
「パラダイス」こけら落とし公演に乗り込みスワンのへの復讐を果たすのだった。

残念ながら音楽は冒頭のロックンロール風のバンドを含めて、好みのものではないので思い入れはないけれど、本作の作風には合っていると思う。
むしろウィンスローの奏でる曲のほうが浮いているように感じられた。

やや下品な映像感覚だが、この監督の得意のヒットコック・オマージュもあって、ややチカラワザの感は否めないにしても、飽きずに楽しめた。
上映時間の短さもあるかもしれない(1時間半くらい)。

ファントム・オブ・パラダイス [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
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