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【Netflix鑑賞】スタートレック/殺人鬼コドス

スタートレック/殺人鬼コドス
 制作年  1966年
 監督   バリー・トリヴァース
 出演   ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、
      ジョージ・タケイ、ニシェル・ニコルズ、ジェームズ・ドゥーアン、
      アーノルド・モス、バーバラ・アンダーソン、ナタリー・ノーウィック、
      ウィリアム・サージェント、ほか
 劇場公開 劇場未公開
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2020年11月


 本作で語られるのは、危機的状況下におけるリーダーの判断をめぐる問題である。
危機的状況とは、20年ほど前に惑星タルサス4号星で発生した食糧危機。
謎の細菌によって食糧が不足となり、8000人の市民の内4000人が殺害されるという痛ましい事件が起きた。
その判断をした知事コドスは、現在殺人鬼コドスと呼ばれている。
こんなことになったのは4000人の殺害が行われた直後に、食糧補給船が到着したからである。
それとももう一つ、コドスは優生学的論理で人々を選別した。
第二次世界大戦後はナチスの暴挙が暴かれたこともあり、急速に理論としての優生学は勢いを失った。
そういう事情も物語的には反映されているのかもしれない。
それにしても食糧到着が、もっと早ければ悲劇は起きなかっただろうし、もっと遅ければ4000人を救った英雄としてコドスは称賛されていたのかもしれない。
リーダーの判断の評価にはタイミングが大きく影響するものなのだ。

しかし、残念ながらコドスは英雄とはならずに殺人鬼と呼ばれ放浪する。
やがて彼を知る者も少なくなり、現在は9名といわれる。
そのうちの一人が植民星シグニア・マイナーのレイトン博士。
彼から画期的な合成食品を発明したと報告が入り、確認のためエンタープライズはシグニア・マイナーに到着したのである。

その夜、宇宙巡回劇団の公演に招待されるカーク船長。
上演作品はシェイクスピアのマクベス(だったかな?)。
レイトン博士がカーク船長に言う。
「主演の男を見ろ!コドスだ、殺人鬼コドスだ。間違いない!」

実はカーク船長も、かつてのコドス市長を知る人物の一人。
だがカーク船長は「確信が持てない」
そこでスポックにコドスの行方を調べさせるのだが…
なんとレイトン博士が、何者かによって殺害されてしまうのだった。

ということで物語は当初の思惑の「リーダーの判断の是非」を深堀する流れから、コドス周辺で起きる事件の殺人者は誰か?というサスペンスに模様替えとなってしまう。
うーん、個人的には残念な展開かなぁ。
もしかすると原語ではシェイクスピア劇の何事かに、それは表象されているのかもしれないが…シェイクスピアに造詣がないので、よくわからない。

とうとう20数年前のコドスを知る人物はカーク船長だけになってしまった。
カーク船長とコドスのやり取りも、それほどパッとしたものではなかった。
コドスも意図せずに死を迎えることになるが、この悲劇がシェイクスピアに関連するなら表層的すぎるように思うけれど…
まぁ、サスペンスの意外性の演出(成功したとは言い難いが)だろう。

ちょっと残念な回だったな。

スタートレック/殺人鬼コドス.jpg
スーパー!ドラマHPより

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