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【Netflix鑑賞】スタートレック/タロス星の幻怪人

スタートレック/タロス星の幻怪人
 制作年  1966年
 監督   マーク・ダニエルズ
 出演   ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、
      マラチ・スローン、ジュリー・パリシュ、ハーガン・ベックス、
      ジョージ・サワヤ、ジェフリー・ハンターほか
 劇場公開 劇場未公開
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2020年10月


 パイロット版の「歪んだ楽園(1964年)」を巧く取り込んで、物語を再構成している手法が成功しているのではないだろうか。
「歪んだ楽園」の物語が、主張を変えて甦った感じである。
かつて人類を「苦しい現実を戦いをもって奪い取る不思議な生命体」と評したタロス星人が、パイク船長を心待ちにしているという設定。
そして、それをかつての状況を知るスポックだけがタロス星人の真意を理解し、法を犯してまでパイク船長をタロス星へ移送しようとする展開。
「歪んだ楽園」を鑑賞していると話の展開が分かるだけに、かつての映像をどう使うのかという興味が沸いてくる。
なんとスポックが罪を認めて軍法会議となり、その席上でかつての映像がパイク船長をタロス星へ移送することの妥当性を説明する証拠として映し出されるのだ。

タロス星は、幻影を見せる異星人が棲む星として立ち入ることが禁止されている。
スポックは戦いで傷つき植物人間となってしまったかつての上司パイク船長を、タロス星に移送することで幻影の中で残りの人生を全うさせようとする。
おや?これって「歪んだ楽園」の物語のテーマと反するのでは?

でも遭難船の生き残りだったビーナがタロス星に残ることになったのは、彼女自身老いと言う現実から逃避し幻影の世界で生きていくしかないと決断したからだった。
そこだけを考えると、名誉の負傷で全身の自由が利かなくなり意思も車椅子に設置されたランプでしか表すことができない植物状態で残りの人生を生きるより、タロス星で幻影世界のなかで夢心地を味わうほうが幸福なのかもしれない。

本作が制作された1960年代より高齢化が進んだ現代に、相応しいテーマかもしれないなぁと思ったりした。
深読みすれば、これは一種の尊厳死を受容する物語ではないかと…

難を言えばスポックの人気が上昇したのか、レナード・ニモイの活躍が目立つこと。
ちょっと冗長度が高くなり過ぎだなぁ。
巧く編集すれば前後編にしなくても済んだのではないかなと思ったりした。

あれ?でもタロス星人って、他の生物に幻影を見せて捕獲するのはペットと同じように楽しむことと、その繁殖が目的じゃなかったかな?
まっ、いっか。

スタートレック/タロス星の幻怪人.jpg
スーパー!ドラマHPより

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