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【DVD鑑賞】獣人

獣人
 制作年  1938年
 監督   ジャン・ルノワール
 出演   ジャン・ギャバン、フェルナン・ルドー、
      シモーヌ・シモン、ジュリアン・カレット、
      ブランシェット・ブリュノワほか
 劇場公開 1950年7月
 録画日  DVD形式 2020年10月24日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年10月


 録画しようと思ったのは、若いジャン・ギャバンを見ようと思ったからだと思う。
それほど熱烈なファンではないのだが、気になる俳優さんではある。
敬愛する元上司Mr.身勝手君は事ある度に「最近のフランス、イタリア映画はどうした?俺の若い頃はヨーロッパ映画が主流だった」と懐かしそうに語る。
でもアラン・ドロンやジャン・ギャバンの名前を聞いたことがない。
出るのはスティーブ・マックイーンやポール・ニューマンなどハリウッド映画のスターたちの名ばかりだ。
どういうこと?

ところが鑑賞する際に頭にあったのは「獣人島(1932年)」のこと。
ドクター・モローの島(1977年)」のオリジナル作品ということで、機会があれば見てみたいと思っていたのだ。
ジャン・ギャバンのことなど、すっかり頭から消えていた。
最初は「ありゃりゃ、間違って録画しちゃったかな」と思ったほどだ。

ということで蒸気機関車の運転手として登場したジャン・ギャバン、そういう目線で観ていないせいもあって全く気がつかない。
彼は、時々発作を起こし理性を失うという病気を抱えていた。
ははぁ、これは改造された人間に特有の副作用なのだなと、まだ「獣人島」のことに囚われながら観ていた。

その彼が故郷を捨て、真っ当に暮らしていたある日のこと。
機関車がオーバーヒートを起こし修理することに。
停車した駅が故郷に近かったので彼は母やかつての恋人と過ごすことに。
その帰途、列車の中で駅長のルポーとその妻セヴリーヌと出会う。
実はルボーはセヴリーヌの養父である金持ちの爺さんを殺害していた。
ルボーの殺害動機が不明瞭なのが難点の事件だが、本作はサスペンスではない。
実は主人公、セヴリーヌに好意を抱いており、事件後の警察の取り調べに誰とも会っていないし不審者も見ていないと証言する。
こうして主人公とセヴリーヌは急速に親交を深めてゆくのだが…

駅長のルボー、かなりの爺さんである。
一方のセヴリーヌは少女の面影が残る娘。
養父との間には、今風に言うとセクハラ、パワハラがあったのだろう。
それを救い出したのがルボーということだと思うが、殺害動機は嫉妬のように思う。
なぜなら養父とセヴリーヌの関係は、今も続いていた様子。
哀れな女だなぁ。

それらを全て承知の上で主人公はセヴリーヌを愛するのだが、例の発作を起こしてしまい彼女を殺めてしまう。
その苦しみに耐えきれず、彼もまた自らの命を絶つのだった…
うむむ、話は分かったけれど、物足りない描写だなぁ。
映画作品としては雑な感じがする。

ジャン・ギャバンと気がついたのは、彼が故郷に戻って元の恋人と会った時。
あれ?もしかしてジャン・ギャバン?
若いからなぁ、でも面影はある。
ちょうど「第七の封印(1956年)」のマック
ス・フォン・シドーを見た時の感覚に近い感情が沸き上がって来た。
1904年生まれだから34歳かぁ。

やっぱり「獣人島」と間違って録画したかもしれない。
そんな思いも捨てきれない鑑賞になった。

獣人 [DVD] - ジャン・ギャバン, シモーヌ・シモン, フェルナン・ルドゥ, ジャン・ルノワール, ジャン・ギャバン
獣人 [DVD] - ジャン・ギャバン, シモーヌ・シモン, フェルナン・ルドゥ, ジャン・ルノワール, ジャン・ギャバン

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