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【Netflix鑑賞】スター・トレック/歪んだ楽園

スター・トレック/歪んだ楽園
 制作年  1964年
 監督   ジーン・ロッデンベリー
 出演   ジェフリー・ハンター、レナード・ニモイ、メイジェル・バレット、
      ジョン・ホイト、ピーター・デュリエ、ローレル・グッドウィン、
      スーザン・オリヴァーほか
 劇場公開 劇場未公開(Netflix配信)
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2020年10月


 あれ?カーク船長じゃない。
でもスポックは出ている。
変だなぁ、と思って調べたら本作はパイロット版と称される作品らしい。
でも、なんとなく見たことあるような記憶が…
特に、タロス星人のアジトの入口を爆破しようとするシーンは見覚えがある…
「なんでも探偵団」での映像なのかなぁ…

宇宙を旅するエンタープライズ号に、ある惑星から救難信号の電波が届く。
それは二十年近く前に墜落した地球の探査船が発信したもの。
今救助に向かっても生存者がいるかどうかは不明だったが、生存者ありという新たなメッセージを受け取り救助に向かうことにする。

でた!転送装置。
地上に着くと原始時代のようなぼろ布をまとった生存者たちが…
その中には不時着してから生まれたという若い女性が一人。
魅力的なその女性、ビーナに誘われるまま岩場に向かい、そのままタロス星人に囚われてしまうクリストファー・パイク船長。
おやまぁ、けっこう女たらしだな。

長い宇宙探査の旅で精神的にまいっているパイク船長。
仕事を離れ家庭を持ちたいという願望が強いようだ。
タロス星人は、そういった願望を幻影として人間に見せることができるのだった。
彼らの目的は、いったい何なのか?
そしてパイク船長とビーナの運命は?
という流れの物語。

パイク船長が見せられるビーナとのピクニック。
これも記憶にある映像だったなぁ。
西部劇の一場面のようだ。
米国人にとっては癒しの風景なのだろうなぁ。

本作の舞台となるタロス星は、何十万年も前の戦争によって地上波荒廃していた。
荒れ果てた地上から地底に下りた彼らは、過酷な環境で生きるために精神力を発達させ、「幻」を創り上げる超能力を手に入れる。
しかし今度は「幻」に支配されることになったタロス星人。
彼らは現実を生きることを止め、ただ座って思考の中の人生を過ごすだけとなる。
やがて代わりに奴隷となる生命体をおびき寄せては捕獲していたのだ。
だからパイク船長が理想の生命体として選択され、ビーナと繁殖させようとした。
あらま、けっこう手の込んだことをするなぁ。

パイク船長とタロス星人の議論は、現実の物理空間と仮想空間に生きることの是非を論じているようで興味深い。
まぁ、制作時はそこまで考えられてはいないだろう。
「幻」の中で二十年近くを過ごした唯一の生存者ビーナは、パイク船長の説得にもかかわらずタロス星人との生活を捨てられない。
それは二十年という時間がビーナという生命体にもたらす現実があるから。
老いて醜い姿で生きる現実より、死ぬまで美しい姿で、つまり「幻」の世界で生きることを官女は望んだのである。

互いに生きる世界が違うといってタロス星人はエンタープライズを解放する。
人間は「幻影ではあるかもしれないが快楽的に過ごせるのに、苦しい現実を戦いをもって奪い取る不思議な生命体」(表現は違うけれど)と評するラストが印象に残る。
テレビドラマだというのに、それなりのテーマがあって質も高く面白かった。

1960年代に、これを見たら影響受けるわなぁ。

スター・トレック/歪んだ楽園.jpg
スーパー!テレビドランHPより

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