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【DVD鑑賞】プロジェクト・ムーンベース/月面基地スパイ大作戦

プロジェクト・ムーンベース/月面基地スパイ大作戦
 制作年  1953年
 監督   リチャード・タルマッジ
 出演   ロス・フォード、ドナ・マーテル、
      ヘイドン・ローク、ラリー・ジョンズ、
      ハーブ・ジェイコブスほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2020年9月9日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年9月


 古いSF映画を観てみようプロジェクトの鑑賞作品。
雰囲気はニッケル・オデオンの匂いがする。
と言いながら、ニッケルオ・オデオンをリアルタイムで体験しているわけではないので、あくまでもイメージだけれど…

ニッケル・オデオンというのは5セント玉で入場できる映画館のこと。
まぁ、米国の話である。
20世紀初頭に流行したらしい。
比較的小規模な劇場でスクリーンは200インチ程度、観客数は多くても300名程度、1作品の上映時間も15分程度であったらしい。
テレビのない時代、とにかく低価格で活動写真を楽しんでもらおうという苦肉の策でもあるし、移民の多い米国で低所得者層に向けたサービスだったとも言える。
映画がトーキー化され、撮影機材、フィルム、上映装置の技術革新により長編映画が普通になってくると衰退したようである。
ニッケル・オデオンの匂いとは上映時間が比較的短く、話の起承転結が単純であるような作品に対して自分が抱くイメージである。
娯楽作品としてはアリだなと思っている。

それにしても…やっぱり実際に月面到着を果たした世界から見ると、なんちゅうかヒドイ特撮映像ではある。
宇宙は無重力(それらしく自由落下の説明シーンがある)と言っておきながら、月の重力は映像的に無視されている。
まぁ、予算の関係や撮影技術の問題もあるとは思うけれど。

もう一つ、この時代はドッキング映像が重要なのかなと。
宇宙ステーション(映像もデザインもチープ!)とロケットのドッキング映像に長時間を使っているが、これがまた笑えるほど情けない。

ソ連が米国の月面基地建設計画を阻止する目的で宇宙ステーションを爆破するのがスパイ大作戦、サブタイトルにあるような月面基地はまだ登場しない。
スパイ搭乗までのやり取りも、かなり笑える。
上映時間は1時間、このシーン必要ある?
まぁ、冷戦時代、ソ連を小バカにするために必要なのか?
「我々には無理(月面基地建設)だった」と英語で言わせてるし。

もう一つ、小バカにしている設定なのかどうかわからないが、宇宙飛行士と上司が世界に先駆けた月面建設の調査船の船長に内定したと喜んでいると、大統領から別の人物を船長として採用するようにと電報が入る。
どうやら宇宙飛行士とは過去に因縁めいた話がある様子。
だが登場すると、なんと女性飛行士だった。
おまけに大統領まで女性!
大統領が女性って本作が初じゃないの?
しかも、後の描写は…とてもjないが今風に言えば男尊女卑的。

当時、女性の社会進出が話題になったのだろう。
確かに1950年代のSF映画に女性が度々登場する。
そういうフェミニズム的な風潮をからかっているのかな?
60年代、70年代のボンドガールだって、まだまだ職場の華扱いだからなぁ。
本作だってスパイの活躍(?)で予定していなかった月面着陸を余儀なくされるが、慌てふためく女性船長に対して沈着冷静なのは男のほう。
おまけに迎えに行くまで時間がかかるから、その間に結婚しろというオチ。
大統領も国民も、皆がそれを望んでいるって…はっ?

まぁ、当時の感覚としてはソ連のスパイも死んでしまってメデタシ、メデタシ。

プロジェクト・ムーンベース 月面基地スパイ大作戦 [DVD] - ドナ・マーテル, ヘイドン・ローク, ロス・フォード, ラリー・ジョンソン, リチャード・タルマッジ
プロジェクト・ムーンベース 月面基地スパイ大作戦 [DVD] - ドナ・マーテル, ヘイドン・ローク, ロス・フォード, ラリー・ジョンソン, リチャード・タルマッジ

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