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【DVD鑑賞】愛しすぎた男/37年の疑惑

愛しすぎた男/37年の疑惑
 制作年  2014年
 監督   アンドレ・テシネ
 出演   カトリーヌ・ドヌーヴ、ギヨーム・カネ、
      アデル・エネル、ジュディット・シュムラ、
      ジャン・コルソーほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2020年8月22日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年8月


 37年の疑惑だからなぁ…当然、カトリーヌ・ドヌーヴの物語で破綻した結婚生活の疑惑とか、天に召された亡夫の疑惑とか、そういう流れの物語かと思ったら、あらま、娘の話だったのには驚いた。
原題からしてもサブタイトルは余計だな、センスもないように思うし。
英訳の「IN THE NAME OF MY DAUGHTER」のほうが、母ドヌーヴの行動がストレートに表現されているし含蓄もそこそこあるように思うが…
いずれにしてもサブタイトルはいらなかったな。
結果的に軽い詐欺になっている。

妙なサスペンス映画?
実際の事件を元にしているらしい。
そのせいかスカッとしないエンディングではある。

前半は、母カトリーヌ・ドヌーヴが出資するカジノの経営問題が中心。
アドバイザーだった若き弁護士の薦め(企みか)でカジノの経営者となる母。
その母と娘アデル・エネルの微妙な対立を利用して取り入る若き弁護士。
娘が、このロクでもない弁護士に惚れてしまって…
どうやら、この若き弁護士は野心家のようでマフィアとの取引も辞さず。
妻も子もいるのに娘と年頃になり、おまけに若い愛人もいるという…

母をカジノ経営から締め出し、遺産問題で娘に有利に動く。
さらに、その遺産を娘と共有してしまう。
惚れた弱みか、娘、しっかりしろ!

とここまで母、娘、若き弁護人の思惑、関係を懇切丁寧に描いている。
やや緩慢と言えなくもない描写で、残る少ない時間で物語の舵をどう切るのかと余計なことを考え始めた途端に(といっても残りは30分を切っている)、事件発生!
娘、突然の失踪である。

あとは畳みかえるような謎解きだが、事件の一つの解釈ではある。
「37年の疑惑」とは娘が失踪してから(遺産もなくなった)、執拗に若き弁護士を訴える母の疑惑であった。
いや、母は若き弁護士が娘を殺害したと信じているのだが…
遺体は発見されていない。

前半が、それなりに面白いので後半のこの作りはどうかなぁ。
現在も係争中の事件なのか、よくは知らないが、結論はない。
それが現実(若き弁護士は有罪で服役中らしいが控訴している)だから、致し方ないとはいえ映画としてはフィクションなんだから結論づけて良いのでは?
まぁ、監督さんの好みなのかもしれない。

娘を演じたのはアデル・エネル。
見たことあるなと思ってコレクションを調べてみた。

 ・水の中のつぼみ(2007年)
 ・午後8時の訪問者(2016年)
 ・ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年)※
 (2020年8月末現在。※印は未鑑賞作品)

 あぁ、「午後8時の訪問者」の看護師さんだったか。
でも「ブルーム・オブ・イエスタディ」は彼女狙いではないはず。
「水の中のつぼみ」は、ヒロインが憧れる上級生役だったようだが…記憶にない。

カトリーヌ・ドヌーヴって、ほんと存在感強いなぁ。

愛しすぎた男 37年の疑惑 [DVD] - カトリーヌ・ドヌーヴ, ギョーム・カネ, アデル・エネル, アンドレ・テシネ
愛しすぎた男 37年の疑惑 [DVD] - カトリーヌ・ドヌーヴ, ギョーム・カネ, アデル・エネル, アンドレ・テシネ

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