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【Netflix鑑賞】エレメンタリー/鍛冶屋と悪魔と少女

エレメンタリー/鍛冶屋と悪魔と少女
 制作年  2018年
 監督   パウル・ウルキホ・アリホ
 出演   カンディド・ウランガ、ウマ・ブラカグリア、
      エネコ・サガルドイほか
 劇場公開 Netflix配信 2018年10月(劇場未公開)
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2020年8月


 「自らの不幸を憂い、悪魔を拷問にかける孤独な鍛冶屋。
憎しみ合う2人がひとりの少女に出会ったとき、運命の歯車が動き出す。
バスク地方に伝わる民話を映画化」
Netflix公式HPの作品紹介記事。
まぁ、タイトルで選んだ作品。
何と言っても悪魔だし、それに作品紹介の悪魔の絵柄も悪くなかった。
なんとなく「デビルズ・シティ(2015年)」の、慎ましく暮らす悪魔の造形に似ていなくもない。
もっとも本作には悪魔の使いが出てくるだけで、悪魔そのものは姿を現さない。

冒頭、18世紀か19世紀初頭ぐらいの戦争の場面での描写がある。
鍛冶屋と何の関係があるのか、話が進んでもよく分からなかったのだが…
どうやらロシアからの軍資金を悪魔と取引した鍛冶屋が盗んだらしいのだが、もうちょっと明確に描いてくれないと繋がりが悪いなぁ。
悪魔との取引は、無事に戦地から妻の元へ戻れたら魂を渡すということなのだが、これもちゃんと描いてくれないと(後で説明されるけれど)、この戦場シーンって意味がないのではないだろうか?

ということで妻の元へ戻ってみたら妻は夫が戦死したと思って、別の男とデキちゃっていて(悪いことではない)、子供まで生まれちゃったという。
男は怒って、その男を殺してしまう。
妻は精神が壊れて自殺してしまう。
鍛冶屋は子供を村の神父に預けて、魂を取りに来た悪魔の使いを捕えて虐めている。

生まれた子供がタイトルの少女になる。
彼女は母親が自殺したということで、皆から虐められている。
自殺はキリスト教では大罪、地獄に堕ちた女の娘というわけだ。

なんだかよく分からない話で、キリスト教に縁がないので詳しくは分からないが、この物語の悪魔って神とそれほど違わないような気がした。
いや、むしろ神という設定にしたほうがブラックで皮肉のきいた物語になったのではないかと思うのだが、どうだろうか。

鍛冶屋と少女が疑似親子の雰囲気を醸し出していたが、もっと感動的に扱えるサブテーマだったかもしれない。
ちょっと残念かな。

それにしても悪魔の使い(名前は忘れた)、よくペラペラと喋る。
そのせいで造形に反して全く恐ろしさを感じない。
鍛冶屋のやり取りや少女との会話を聞いていると、かなり間抜けである。
偉そうに登場した上司も(名前は忘れた)、意外に間が抜けている。

全体的な印象は、散漫というか散らかっている印象。
邦題から期待した展開ではあるのだけれど、物足りないというのかなぁ…
単純に言えば、それほど面白いとは思わなかった。

本作、バスク地方に伝わる民話「かじ屋のパチ」を元にしているらしい。
「スペインバスク民話集 ラミニャの呪い(東洋文化社発行 編・訳:三原幸久)」という本に収録されている。
もちろん読んだことはないので内容は知らない。
バスクってベレー帽が民族衣装なんじゃなかったかしらん?

エレメンタリー/鍛冶屋と悪魔と少女.jpg

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