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【DVD鑑賞】AI崩壊

AI崩壊
 制作年  2020年
 監督   入江悠
 出演   大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、
      高嶋政宏、芦名星、余貴美子、松嶋菜々子、三浦友和ほか
 劇場公開 2020年1月
 録画日  DVD形式 2020年7月6日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年7月


 劇場へ行こうかなと、ちょっと悩んだ作品。
邦画SFとしては、まぁ、それなりの出来映えかな。
医療AIと犯罪捜査AIの両者の暴走とAI同士の戦いに翻弄される人類を描くと、
近未来AI物語としては迫力ある展開になったのではないかと思うが…
資金的に無理だったのだろうなぁ。
セットやエキストラ、CG映像に、めっちゃ金がかかりそうだ。

医療AIが普及していく様は、もう少し丁寧に描いてもよかったかもしれない。
2030年に、ここまで個人情報がAIに提供されるようになるまでには、もっと何か危機的な状況があって国民も政府も「止む無し」と納得する事件が欲しい。

捜査AIも同様で、導入が秘密裏ではあるにせよ「止む無し」という、国民を驚愕させる凶悪犯罪の発生がないとアナログ老刑事の三浦友和が「令状もなしで?」の言葉に重みがないと思うのだが、どうだろうか。
その企みが医療AIを暴走させて開発者を犯人に仕立て上げ、その逮捕で犯罪捜査AIによる監視社会を実現しようということなのかもしれないが、だったらもう少しそれを前面に押し出したほうがよいのではないか?
過去に犯罪捜査AIの導入に失敗しているという事例を描いて、国民の不信感を払拭するにはコレしかないというような流れを作らないと…

ただ、このマルウェアで暴走する医療AI、ちょっとアホ過ぎるな。
そんな程度で2030年の画期的なAIは暴走するのか?
AIなんだから自律的に暴走させないと。

もう一点、気になった点が…
誰の台詞か忘れてしまったが「責任の取り方」という言葉が気になった。
あまり大きく取り上げられないがAIの進化と普及で気になることの一つ、それが責任の所在である。
さらに、それで納得するか?である。
例えば自動運転。
AIが搭載された自動運転車の起こした事故。
現時点では運転者に責任があるのだと思うが、それだといつまで経ってもAIの本格的導入と真の意味での効率化にはならない、という議論になるのは必定。
その時、人間はどこまで機械(AI)の責任を許容するのか?

本作も医療暴走を起こしたAIの責任問題は棚上げである。
人工知能が人工であるにせよ知能と呼ばれるためには、AI自身が自律的に責任問題を解決する必要がある。
そうであってこそ真のAI、人格を持ったマシンである。
それまでは人類側もAIではなく単なるコンピュータと呼ぶべきではないか?
少なくとも現実社会では。

 あぁ、主人公の娘の心。
アホな忘れ物ののため結果としてAIに囚われの身になるが…
彼女に迫る緊迫感の演出が、まったくなっちょらんなぁ。
思い出したように映像は流れるけれど…
そもそも、この物語に必要なエピソードだったか?
原作小説は知らないけれど、映画化に際してはバッサリ切ってもよかったのでは?

エンディングも気に入らなかったなぁ。
「AIは人類を幸福にするか?」
複雑すぎて答えのない問いだ。
それをテーマに課題を炙り出すような展開でもなかった。
そうしたかったのならアナログ刑事と新米婦人警官のバディエピソードに、時間を割いている暇なんてないだろうに。

生活の多くの部分がコンピュータが処理する情報に頼っているし、それで便利さを感じている毎日というのが現実である。
IoTもよいけれど便利になればなるほど、人は不幸になることもある。

AI崩壊 ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray] - 大沢たかお, 賀来賢人, 岩田剛典, 広瀬アリス, 髙嶋政宏, 芦名星, 玉城ティナ, 余貴美子, 松嶋菜々子, 三浦友和, 入江悠
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