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【Netflix鑑賞】消えたアイリス

消えたアイリス
 制作年  2016年
 監督   ジャリル・レスペール
 出演   ロマン・デュリス、シャルロット・ル・ボン、
      ジャリル・レスペール、カミーユ・コッタン、
      アデル・バンシェリフほか
 劇場公開 劇場未公開(Netflix配信)
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2020年10月


 タイトルで選んでみた。
まぁ、ぬるっとした感じのサスペンス。
警察がしっかりしていれば、この二人に未来はないと思う。
でも、こういう感じのラストは好きだな。

銀行家の夫婦。
レストランで食事を終え夫が支払いを済ませ出口に向かうと、
外で待っているはずの妻が消えた!
「!」というほど、驚きのシーンではないのは訳がある。
すわっ!失踪、もしかしたら誘拐ということで警察が動き出す。
バディな感じで現れた女警部と同僚の男警官。
ワケアリの関係だけれど物語には寄与していないので無駄な設定かな。

消えた妻が駆け込んだガレージに、住宅ローンを抱えている男が登場。
どうやら妻が偽装優香事件を企てたようだ。
この男、あまり乗り気ではなさそう。
ある建物の部屋で彼女を縛り上げ、夫に50万ユーロの身代金を要求。
でも男は1万ユーロ受け取って消える。

さてさて、この妻は何が目的で偽装誘拐を?
男がいるのかな?
どういう展開になるのかなと思って観ていたら…
サスペンスは、とんでもない方向へ向かってゆく。
なんと誘拐事件は夫婦共謀の偽装だったのだ。
えっ?
夫婦の目的は何だ?

さらに驚くべきは、なんとこの夫婦、実は夫婦じゃなかった!
彼女は秘密クラブ(特別な性癖を持った人たちのための)の従業員。
この夫はマゾヒティックな性癖があって夫婦関係は冷めきっていたのだ。
秘密クラブの女と親しくなり、彼女に入れあげていたのだが妻にバレた!
女と妻が揉み合っているうちに、女が妻を殺害してしまう。
殺害といっても事故(正当防衛)みたいなものだが…

さあ!大変だ。
事故死が公になれば自身の性癖もバレるし、銀行家としての地位も失う。
まずい!ということで女と結託して住宅ローンを抱え金に困っている男を利用して、偽装誘拐事件を起こし妻殺しの罪をなすりつけようと計画したのだった。

まぁ、その計画が徐々に狂い始めるわけだけれど、それは銀行家の夫の目線。
観客は、あくまでも住宅ローン男の目線で物語を見せられる。
ゆる~く活躍する警官バディたちのミスリード演出もあって、銀行家の夫の計画は後半まで伏せられている。
作りは悪くないと思う。
やや警官が間抜けかもしれない。

さて物語は住宅ローン男と銀行家の直接対決へと展開してゆく。
今度は彼が女を利用する番である。
果たして銀行家に一泡吹かせることができるのか?
あるいは警察が彼らを追い詰めるのか?

犯人というか銀行家の目的が途中まで全く分からない作りは巧いと思う。
ただハリウッド制作のスピーディーでスリリングな展開のサスペンスに慣れているので、ややおっとりした感じがするのは惜しいかもしれない。
まぁ、これが味わいといえばそれまでだが…

Netflix公式HPには「裕福な銀行家の妻が忽然と姿を消す。めくるめくエロスの世界、絶望にかられた行動、綿密に企てた裏切り。失踪で明らかになったのは日常に隠された秘密だった。」とあったが、個人の感覚かも知れないがエロスは感じない。
もっとサスペンスを前面に出した紹介文のほうが、よいのではないだろうか?
物語の主軸を担うのが女、銀行家、住宅ローン男と変わってゆくのも面白い。
女性警部、もっと活躍して欲しかったなぁ。

ところで登場人物たち、皆イリスって発音していた。
日本語字幕もイリスだったのに、なぜ邦題だけアイリスなんだろう?

消えたアイリス.jpg

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