0コメント

【Netflix鑑賞】ママは世直しヒーロー

ママは世直しヒーロー
 制作年  2020年
 監督   フェリックス・ビンダー
 出演   コーネリア・グレーシェル、ティム・オリヴァー・シュルツ、
      ヴォータン・ヴィルケ・メーリング。ニーナ・クンツェンドルフ、
      フレデリック・リンケマンほか
 劇場公開 劇場未公開(Netflix配信 2020年9月2日)
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2020年9月


 あらま、かなり変わったスーパーヒーローものだなぁ。
最初は「シャザム!(2019年)」のようなコメディタッチの作品かと思った。
しかもNetflixではSF映画としてもジャンル分けされていた。
観ているとSF感はもファンタジー感もないシリアスな内容である。
キック・アス(2010年)」でも「スーパー!(2010年)」でもない。

主人公(なんとなくヒロインと言い難い)」はカフェでバイトする若いママさん。
夫と息子の3人暮らし。
なぜかプール付きの家に住んでいる…
家賃なのか督促状なのか、ちょっとピンチのご様子である。
店長に昇給を伝えるが…適当にあしらわれる。

バイトからの帰り道、息子と同級生たちが遊んでいるが…明らかに虐めらている。
息子に声をかけるが、同級生たちから二人とも完全にバカにされている。
別な日の夜、帰宅途中で不良連中に声をかけられるが…やはりバカにされる。
頑張ってはいるけれど報われない一般ピープル。
本作、ドイツ映画だけれど…格差ありってことかなぁ。
そもそも、この家族の収入状況からしてプール付きの家に住むのはどうなんだ?
日本人なら、そういう無理はしないでしょう…と昭和育ちのオッサンは思う。
バブル育ちは、どうかなぁという気もするけれど。

さてある日、バイト先でゴミ出しをしていると浮浪者が声をかけてくる。
「君も仲間だ!」
店長に「昇給を望むなら浮浪者ぐらい追っ払いな」とバカにされる。
でも彼は不死の能力を持つ不思議な男だった。
主人公、幼い頃から病気だと言われて精神科に通院していた。
浮浪者曰く「薬は君の真の力を抑制している。それが奴らの目的だ!」
「薬を止めると真実が見えてくる」

彼女が薬を止めると、あら不思議。
不良連中を投げ飛ばしたり、虐めっ子の自転車を捻じ曲げたり怪力が湧いてきた。
店長に昇給を認めさせたり街のチンピラを懲らしめたり、戸惑いながらも力を小出しにしてみる主人公だった。

さて、ここでこの邦題。
どういうわけでこうなったのか知らないが、ミスリードだなぁ。
これじゃヒロインが浮浪者とバイト仲間と3人で世直し隊でも作って活躍するのだと思うじゃないか。
そうそうバイト仲間の男の子、彼も不思議なパワーの持ち主だったのだ。
彼は身体から電気を発することができる。
エレキマンだったかな、ちょっとダサイ感じで名乗り始めていた。
彼は徐々にこの力を持ったことに運命を感じ始める。
それはよいのだけれど、やや独善的なロジックで暴走し始める。
父親まで殺しちゃうからなぁ、問題児だし発想が幼稚だな。

なかなか面白い作りで不思議なパワーを得たからと言って、
誰もが正義の味方になるわけではないという流れ。
それでもラストに同じようなパワーを持った人たちが集まるので、
スーパーマンのように一人で戦うという流れではなく、
皆で協力して力を発揮しよう…いや、違うな。
マイノリティな存在だけれど、皆で力を合わせることでメジャーな圧力に屈しないという流れのように感じる。
ヒーローの価値観も変貌を遂げ、より現実的になったのかな?

そういう意味で邦題には騙された感が強い。
ママはパワーに苦悩するだけで、まだ世直ししてないから。

ママは世直しヒーロー.jpg

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント