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【DVD鑑賞】ザ・シークレットマン

ザ・シークレットマン
 制作年  2017年
 監督   ピーター・ランデズマン
 出演   リーアム・ニーソン、ダイアン・レイン、
      マートン・ソーカス、アイク・バリンホルツ、
      トニー・ゴールドウィンほか
 劇場公開 2018年2月
 録画日  DVD形式 2019年4月7日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年9月


 リーアム・ニーソンとダイアン・レイン狙いの録画・鑑賞。
タイトルから、またアクションものだろうなぁと想像した。
シークレットサービス絡みかなと。
大統領は大統領でもニクソン大統領、ウォーターゲート事件の話とは思わなかった。
ウォーターゲート事件をFBI副長官の目線で描いている。
これは、ある意味新鮮味があった。
FBIって、そういう立場だったかな。

FBI、調べてみた。
といってもウィキペディアを覗いただけ。
これで調べた気になっているのも、ちょっと問題かもしれないなぁ。
米国連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation)は、米国の警察機構の一つ。米国内の治安維持を目的にテロ・スパイ、政府の汚職、複数の州に渡る広域事件、強盗事件などの捜査を行う。

J.エドガー(2011年)」を観て、彼が創設したものだと思っていた。
いかん、いかん、映画の内容で歴史が分かったつもりになるのは危険だ。
どうやら前身があるようで、当初は財務省シークレットサービスの捜査官が捜査活動に従事していたらしい。
米国の発展に伴い広域的な犯罪も増加、連邦政府の法執行機関が要請され司法省直轄の一般警察機関の創設が検討されたが、中央集権的な連邦警察を嫌う議会によって却下され続けたらしい。
まぁ、このあたりの事情が「J.エドガー」ではフーヴァー長官の苦悩として描かれていたのだろうと思うが…はっきり憶えてはいない。
8年も前の鑑賞作品だもの、致し方あるまい(なんて…)

 しかし、米国の映画界も面白いというのか、感心するなぁ。
ウォータゲート事件が発生したのは1972年。
まもなく半世紀である。
それでも、こうして形を変えて映画化されるというのは凄い。
事件を風化させないという意思の表れか?
あるいは、それだけ米国にとって衝撃的な事件だったということか。

事件が起きた時は16歳、高校2年の出来事だ。
ニュースで大きく報じられたことは憶えている。
でも社会情勢や政治情勢に疎かった(興味がなかった)自分には、いったい何が問題になっているのか全然分かっていなかったし、分かろうともしていなかった。
ニクソンが大統領だったことは知っているが、彼が辞任したのは経済政策の失敗かベトナム戦争の失策だろうぐらいに思っていた。
まぁ、それもあるのだけれどトリガーがこの事件だったとは…
要するに大統領選で競争相手の民主党の動きを知るため、盗聴器をしかけた張本人がニクソンだったという政治スキャンダル。
これって米国流民主主義の根幹を揺るがす大問題ってことだ。

本作は、そのことの是非を問うというよりFBIが大統領からも独立した指揮命令傾倒にあること、警察権の司法からの独立を守ろうとしたある男の苦悩がテーマである。
その行動が政治的圧力に屈せざるを得ない状況に陥った時、彼は情報をリークすること、内部告発することで防ごうとした。
だが、この内部告発には、自身の立場を危うくする以上にFBIの行動原理そのもの危うくするという微妙な問題が含まれている。
つまりニクソンが行った盗聴などの違法行為はFBIの常套手段でもあったのだ。
それを承知の上で、彼は情報をマスコミにリークした。

もう一つはリークされたマスコミ。
リーク情報を公表することは大変なリスクを伴う。
まぁ、このあたりは「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年)」で詳しく絵枯れている。
ちなみに、他にウォーターゲート事件が扱われている映画作品としては「大統領の陰謀(1976年)」が有名どころか。
きっとテレビドラマは、いっぱいあるのだろうなぁ。
大統領の陰謀を扱った作品となると枚挙に遑がないに違いない。
「森加計問題」や「桜を見る会」などを政治的に扱った映画作品を、邦画界では制作しないものだろうか?

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」とは違った意味で見応えもあり、考えさせられる作品だった。

ザ・シークレットマン [Blu-ray] - リーアム・ニーソン, ダイアン・レイン, トム・サイズモア, マイカ・モンロー, トニー・ゴールドウィン, ピーター・ランデズマン
ザ・シークレットマン [Blu-ray] - リーアム・ニーソン, ダイアン・レイン, トム・サイズモア, マイカ・モンロー, トニー・ゴールドウィン, ピーター・ランデズマン

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