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【WOWOW鑑賞】夜の訪問者

夜の訪問者
 制作年  1970年
 監督   テレンス・ヤング
 出演   チャールズ・ブロンソン、リヴ・ウルマン、
      ジェームズ・メイソン、ジル・アイアランド、
      ミシェル・コンスタンタンほか
 劇場公開 1971年4月
 鑑賞年月 WOWOW鑑賞 2020年5月


 映画が観るものではなく読むものだった高校1年春の公開か。
なぜかタイトルは、よく憶えている。
マンダムのCMが男臭くて好きになれなかった頃だな。
当時の整髪料と言えばポマードやチック。
ヘアーリキッドの名称と団次郎と犬(グレート・デーン)のCMは若々しかった。
犬はMG5のトレードマークである市松模様をイメージした白黒で、
101匹わんちゃんと同じだったのかな?

しかし、この邦題は酷いなぁ。
完全に「雨の訪問者(1970年)」のシリーズを狙った邦題。
騙されるほうが悪いと言えばそれまでだが、志の低い邦題だ。
米国の小説家リチャード・マシスの「夜の訪問者(Ride the Nightmare)」を原作としている作品だから仕方がないのか。
でも映画のタイトルは「DE LA PART DES COPAINS」(COLD SWEAT)だし…

 朝鮮戦争従軍時に上官への暴力で服役中だった主人公ジョー。
運転の腕を買われたジョーは脱獄計画に加わるが、仲間の一人が警官を殺害したことに厭気が差し単独で逃走する。
仲間は逮捕されてしまうがジョーは名を変え、とある田舎的で貸し船屋を営みながら妻と彼女の連れ子の娘と3人で平和に暮らしていた。

ある日、帰宅すると妻から無言電話があったと聞かされる。
再び電話が鳴りジョーが電話に出ると昔の仲間の一人からだった。
危険を察知したジョーは妻を2階に上がるよう指示するが、やって来た男に殴り倒されてしまう。(娘はスクールキャンプで不在だった)
隙を見て男を始末するジョー。
妻にも訳を話し二人で遺体を処分するのだったが…

二人が家に戻ると3人の仲間が待ち受けていた。
彼らはジョーの持つクルーザーを密輸に使うことで、脱走の借りを返させようと企てていたのだった。

という流れで妻や娘が人質になるという定番の流れで物語が進む。
ちょっと普通じゃないのは、妻が積極的に関わってくること。
いやぁ、こんな過去がある男からは逃げ出すのが普通だと思うけれど…
二人の絆は、どんどん深まってゆくのが不思議な感じがした。
ウーマンリヴの影響かなぁ、彼女は逃げてはいるけれど強い。

さて、悪だくみに加担することになってしまったジョー。
なんとか窮地を凌ぐのだが妻と娘が人質では如何ともしがたい。
麻薬取引のためボスが金を運ばせてた若い女がやってくる。
この女を盾に最後の抵抗を試みるジョー。
仲間割れ(だったと思うが)もあって一人が死んでしまい、その流れ弾でボスも重傷を負ってしまう。
この間の経緯は、ちょっと間が抜けているように感じた。

なぜか医者を呼んでボスを助けようとするジョー。
このあたりのジョーの心理もよく分からない。
まぁ、ジョーの心理なんてどうでもいいのかもしれない。
ここは医者を連れ出しタイムリミットが迫る中でのカーアクションを、見せたかっただけの演出かもしれない。
車の種別は分からないがサスがフワフワで、近年のスポーツ車に慣れた目で見ると走りは迫力に欠ける。
自分の車(FIT3 RS)よりヤワなサス設定では…

妻が娘を連れて逃げ出すシーンで山火事を起こすのだが、これがまた笑える。
いやいや、あの小さな火種から、あんな短時間であれほど広範囲に燃え広がるなんて…有り得ない。
まぁ、映画だからな。

スッタモンダの果てにジョーたちは九死に一生を得るのだが…いいのかな、これで?
確かにブロンソンはカッコイイけれど、物語的にはかなり破綻している。
過去から追われるという点では、最近観た「オーソン・ウェルズ IN ストレンジャー(1946年)」と骨格が似ていなくもない。
こちらはナチス残党が重要なキーになっていてストーリーに刺激性があるが、本作は単なる脱獄犯ということで物語に深みがないかな。
その分、娯楽寄りってことか。

やっぱり腑に落ちない邦題だな。

夜の訪問者 [DVD] - チャールズ・ブロンソン, ジェームズ・メイスン, ジル・アイアランド, テレンス・ヤング
夜の訪問者 [DVD] - チャールズ・ブロンソン, ジェームズ・メイスン, ジル・アイアランド, テレンス・ヤング

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