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【DVD鑑賞】メリー

メリー
 制作年  1931年
 監督   アルフレッド・ヒッチコック
 出演   アルフレート・アーベル、オルガ・チェホーワ、
      ポール・グレーツ、ロッテ・スタインほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2020年2月13日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年4月


 まぁ、どうなのかなぁ。
初期のトーキー作品ということで価値はあるのかもしれない。
またヒッチコック研究家にとっても同様に価値があるのかもしれない。
普通の映画ファンにとっては、面白いか面白くないかである。
残念ながら面白いとは言えないかなぁ。
探偵もの、推理ものの原点的な作品ではあるかもしれない。

田舎町の下宿で劇団員の女性が殺害される。
傍らに一人の女性が呆然として佇んでいる。
彼女の足元には火かき棒が…
呆然としている女性がタイトルのメリーということだが、あまり活躍しない。

現場の状況証拠から彼女が殺害犯として逮捕され裁判となる。
陪審員裁判。
十二人の怒れる男(2007年)」のようなシチュエーション。
あっ、年代的には逆だな。
というか陪審裁判の映像は、こうなるか。
真似たとかパクったとか、そういう話ではない。

最初は6対4で有罪。
全一致が必要なので有罪組が無罪組を説得にかかる。
まぁ、テーマではないので比較的あっさり翻意する人が多い。
ただサー・ジョンだけが最後まで無罪を主張する。

サー・ジョンが本作の主人公。
劇場か劇団を経営しているようだし金持ち風、自らも演技するような感じ。
メリーはサー・ジョンの劇団の面接を受けているらしいが…
あれ?こういう人って陪審員になれないんじゃなかった?
まっ、いっか。

結局、サー・ジョンも有罪に翻意、メリーは絞首刑を宣告される。
彼女自身、殺害を否定していない。
分からないというのだ。
ただ現場にあったブランデーは飲んでいないと言う。
サー・ジョン、これが引っかかる。
ということで独自に調査に乗り出すのだが…

なんとなく素人探偵という感じ。
若干観客へのミスリード的な演出はあるものの、犯人はすぐ分かってしまう。
現在の感覚で言うと劇的な演出もなく、面白い内容とは言えない。

しかし本作はトーキーの初期の作品。
世の中にはテレビもない時代である。
このような物語が銀幕で上映されたこと、それが当時の観客にとって
どのような意味があったのかに思いを馳せると、まんざらでもない作品だと思う。
何やらサイレント時代を髣髴とさせるヒロインの演技が、
とても可笑しみがって味わい深い。

前半、殺害現場の下宿屋で下宿屋の女将と中年の女性が会話するシーンが、
ちょっとチャップリンぽい演出で面白い。
昔から女性はおしゃべりなんだなぁ。

メリー [DVD] - アルフレード・アベル, オルガ・チェーホワ, ポール・グレーツ, ロッテ・スタイン, アルフレッド・ヒッチコック
メリー [DVD] - アルフレード・アベル, オルガ・チェーホワ, ポール・グレーツ, ロッテ・スタイン, アルフレッド・ヒッチコック

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