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【DVD鑑賞】五日物語/3つの王国と3人の女

五日物語/3つの王国と3人の女
 英昨年  2015年
 監督   マッテオ・ガローネ
 出演   サルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセル、
      トビー・ジョーンズ、シャーリー・ヘンダーソン、
      ヘイレー・カーマイケル、ジョン・C・ライリーほか
 劇場公開 2016年11月
 録画日  DVD形式 2018年4月12日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2018年7月

 世界で最初のおとぎ話をモチーフに、3つの王国に暮らす「欲望」に憑りつかれた
女たちの顛末を描いたダークファンタジー。
ふむふむ、なかなか面白い物語であった。
やっぱり、世界で最初のおとぎ話のテーマは女心なのか。

一人目は、どうしても母になりたい女王の物語。
サルマ・ハエック。
綺麗だけれど、個人的にはエヴァ・グリーンのほうがよいのでは?
と思ってしまった。
サルマ・ハエックだと、母になりたい欲望にエロスとねじ曲がった願望の迫力が
薄いように感じられた。
監督の演出なのかな?

ある日、黒魔術師のような魔法使いの老人から、「海獣の心臓を食べれば、
懐妊できる」と告げられる。
ただし、生まれないリスクもあるし得るものあれば失うものもあると。
彼女を愛する国王は海獣を探し出し心臓を手に入れるが、
刺し違えて亡くなってしまうのだった…

心臓は処女の娘が料理をせよと告げられていたため、料理人のなかから生娘を選び料理させ、王妃は心臓を平らげる。
あ~ら、不思議。
王は死んでいるのに、ご懐妊!
ん?海獣に立ち向かう前に「今生の別れ」とばかりにヤリまくったか?

しかし、もう一つ不思議なことが。
なんと生娘まで妊娠してしまった。
そして生まれた子は、女王の子供とまるで双子のような男の子に成長する。
うーん、生娘も実は王のお手付きだった?
いやいや、そういう話ではない。

この二人が成長してゆくが、王妃の苦悩は増すばかりだった。
ついには息子は料理人の息子と交代で王位を継承しようと言い出す。
果たして王妃は、思い通りにならない息子たちをどう扱うのか?


 二人目は色情狂の王様に見初められ若さを求めた姉と、
私にも分け前をと美しさに嫉妬した妹の老姉妹の話。
彼女たちは貧しかったが、姉は歌声が美しかった。
ある日、その声を偶然耳にした王様は彼女に求婚する。
姉は嬉しい反面、老女であることがバレたら夢が醒める…
とばかりに王様と会おうとしない。
それでも王様のアプローチは執拗で、根負けした老女は部屋の明かりは消して
顔を見ないことを条件に一夜を共にする。
しかし翌朝、うっかり王様はカーテンを開けてしまう。
なんと、そこには老婆が佇んでいる!
絶句した王様は、老婆を窓から放り出してしまうのだった。

木の枝に引っかかって一命をとりとめた老婆。
悲しんでいると通りかかった魔女が彼女を哀れみ、若く美しい身体を与える。
こうして彼女は王様の元へ妃として迎えられることに。
そして妹には「絶対にこのことは秘密にして」と約束させ、
結婚披露宴に招くのだが…
姉の若さに嫉妬した妹のとった行動とは?
そして二人に訪れる運命とは?


 三人目は、下界や大人世界を知りたがりのプリンセスの話。
思春期を迎えたプリンセス、何事にも興味津々。
「もう、子供じゃない」という娘に手を焼き始めた王様。
ペットで飼っていたある動物(?)が死んでしまい、
その皮をネタにして娘の結婚相手を募集する。
実は、このペットはトンデモハップンな生き物で、
王様は「絶対誰にも当てられない」と信じていた。

ところが鬼のような形相をした男が、いとも簡単に当ててしまう。
「あんな男の元には嫁ぎたくない」という娘を無理矢理「王の威厳」を守るため
嫁がせてしまう。

男は山の上の洞穴に住んでいて、プリンセスを粗雑に扱った。
しばらくは耐え忍んでいた彼女だが、ある日、意を決して逃走することに。
たまたま洞窟の向かいの崖に薬草を取りに来た女に助けを求めた。
女は翌日、息子たちと一緒に彼女を助けにやってきた。
崖と洞窟との間に綱を渡し、息子はプリンセスを抱いて逃げ出したが
途中で鬼のような男に気づかれてしまう。

鬼のような男が綱を渡って追いかけてくるところを、危機一髪で綱を切り
男は崖下に転落する。
これで九死に一生を得たと喜んで、彼らと一緒に王国へ戻ろうとするプリンセスだったが、どっこいしぶとく鬼のような男は生きていた。
果たして、彼らの運命やいかに。
プリンセス一行は無事に王国まで戻れるのだろうか?


まぁ、こんな感じの物語である。
3つのエピソードには、それなりの教訓めいたラストが待っている。
何より、おとぎ話といっても甘くないところがよかった。
ただ、少し残念なのは大同団円、三つの物語が一つに繋がるラストの演出が薄く、
劇的な効果を上げていないこと。
これがうまくいっていれば諸手を挙げて「上等でした!」と喜ぶところだが、
そこが惜しい。
でも、まぁ、悪くない出来映えではある。

五日物語‐3つの王国と3人の女‐ [DVD] - サルマ・ハエック, ヴァンサン・カッセル, トビー・ジョーンズ, ジョン・C・ライリー, マッテオ・ガローネ
五日物語‐3つの王国と3人の女‐ [DVD] - サルマ・ハエック, ヴァンサン・カッセル, トビー・ジョーンズ, ジョン・C・ライリー, マッテオ・ガローネ

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