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【BD鑑賞】予告犯

予告犯
 制作年  2015年
 監督   林民夫
 出演   生田斗、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、
      荒川良々、小松菜奈、本田博太郎、小日向文世、
      滝藤賢一、菜々緒ほか
 劇場公開 2015年6月
 録画日  BD形式 2016年10月15日
 鑑賞年月 BD鑑賞 2018年12月


 面白かったけれど、エンディングの描写がパンチに欠ける。
もっと上手く描ければ、けっこうな感動作になったように思う。
もう一つ気になったことが…
それは、事件や警察の対応が稚拙のような気がした。
調べてみると漫画が原作…なるほど。

いつも思うのだけれど漫画を実写化する際に、制作陣はもっと下調べをして現実感を醸し出す努力をするべきではないかと思う。
まぁ、原作の漫画だって、どこまできちんと情報収集しているのか…
原作は読んだことがないので分からないけれど、
どうも上っ面を舐めているような味わいがする。
一人の作家の力では限界があるかもしれないけれど、事件の発端となるニュースから発想を得て、そのまま作者の経験のみで話を膨らませているような気がする。
それは、何も本作に限ったことではないのだけれど…

といって原作漫画がダメだということではない。
本作に限って言えば、よいところに目をつけたのではないかと思う。
法律では裁ききれない犯罪とボーダーライン上にあるイジメや、ネット上の抽象、
嫌がらせなどに対する報復手段として予告犯が行う報復行為という犯罪は、
面白い発想だと思う。

ネットを通じて予告する犯罪行為に同調するフォロワー(?)が徐々に増えてゆくのも、ネットの匿名性が倫理性の低さを顕わにしていて恐怖を感じる。
まぁ、本作は「ブラックサイト(2008年)」と違って、その恐怖を描く物語ではないのだけれど…

 戸田恵梨香演じるサイバー犯罪課の女性刑事。
キャラクター的には悪くないと思うのだけれど、どうも現実感がないかなぁ。
おそらく彼女が所属する組織についての描写が、
ほとんどないのが原因ではないかと思う。
こういう組織が警察内部でどのような形で存在するのか、
想像力だけの存在のような気がして頼りない。
別な正統派のキャラクターを登場させて捜査上の対立を明確にして、
組織と組織内の彼女の存在を際立たせることができたのではないだろうか。

予告犯、実は複数の人間の疎結合な仲間たちで構成されている。
彼らが知りあうのが土木工事現場なのだけれど、全然現実感がない映像。
映画化に際して、もう少し現場を調べて拘った描写にすべきだろう。
21世紀とはいえ、これほど汚れの少ない土木現場に現実感はまったくない。

ただ彼らが疎結合なのは、ラストに向かっては面白いアイデア。
生田斗真が演じる主人公の予告犯の動機も、もっと上手く伝えられれば
感動的だとは思う。
そのためには、あの土木現場に現実感は欠かせなかったと思う。
そこは惜しいかなぁ。

回想シーン的に予告犯たちが関係を持つ描写あたりからラストに向かって、
本当は戸田恵梨香たち警察と緊迫したアクションシーンが欲しかったなぁ。
まぁ、彼女にアクションは無理かもしれないけれど…
いくらなんでも、ただ走って生田斗真を追い詰めるだけでは、
間延びして間延びして困ってしまう。
予算の関係かなぁ。

なんとなく残念感の多いコメントばかりになってしまったが、
全体的には面白い作品だった思う。
戸田恵梨香、だんだんよい女優さんになっている。
ガンバレ!戸田恵梨香。
若いうちにアクションにチャレンジしてね!

ありゃ、菜々緒。
見逃したなぁ。
彼女も、きっちりアクションをこなして欲しい女優の一人だな。

映画 「予告犯」  (通常版) [DVD] - 生田斗真, 戸田恵梨香, 鈴木亮平, 濱田岳, 荒川良々, 中村義洋
映画 「予告犯」 (通常版) [DVD] - 生田斗真, 戸田恵梨香, 鈴木亮平, 濱田岳, 荒川良々, 中村義洋

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