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【BD鑑賞】フランケンシュタインンの誘惑/ザ・トゥルース 世界を変えた金融工学

フランケンシュタインンの誘惑/ザ・トゥルース 世界を変えた金融工学
 制作年  2017年
 出演   【ナビゲーター/ナレーション】吉川晃司
      【出演】池内了、山嵜輝  【司会】武内陶子
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  BD形式 2017年10月26日
 鑑賞年月 BD鑑賞 2017年12月


 金融工学の話を本番組で扱うのは、どうなんだろうという気がする。
というのは、金融工学が果たして科学といえるのかどうか。
大いに疑問であると個人的には思っている。

まぁ、それは金融工学だけではなく社会科学全般に言える。
数式で表現しているからと言って科学と言えるのか?
そもそも社会現象を数式で表現できていると、
思いこんでいるに過ぎないのではないか?
あるいは、その発想そのものが物理学者に対する社会学者の
嫉妬に由来しているのではないか。

しかし、番組内容としては非常に興味深く、
自分にとっては実に有意義な内容だった。
まず、金融工学が博打から生まれたことに、さもありなんと得心し感動もした。

そしてこの金融工学が生みだしたのが、博打商品のデリバティブ。
正式には金融派生商品というらしいが…
投資を投機に変えたバケモノ商品である。

例えば、株式市場における金融工学にとって、一企業の事業内容や収益性、
将来性などの投資情報は無関係である。
単にその企業の株価動向、市場の変動性といった無機質な情報だけが
重要なのである。
その変動そのものを予測することで、儲けようとする人たちの技術、
いやいや企みである。

また、さらに一歩進んで変動性そのものに価値を与えるという暴挙に及んでは、健全な投資活動、経済活動を完全に無視し、市場そのものをラスベガスの賭博場に変えてしまったといえる。

ところが問題なのは、この似非科学金融工学が、資本主義経済においては
運用次第で有効な結果を生み出す。
早い話が儲かるのである。
ついに市場だけではなく、経済全般、もっといえば政治すら儲かる、儲からないを
基準する社会に変えてしまった。

そして、後戻りできないほど社会の仕組の隅々に蔓延してしまった。
しかし似非科学はいずれ破綻する。
我が生涯に大規模な破綻事件が起きないことを、神に願うばかりである。

#13「ザ・トゥルース 世界を変えた金融工学」 - 吉川晃司
#13「ザ・トゥルース 世界を変えた金融工学」 - 吉川晃司

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