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【BD鑑賞】ザ・プロファイラー/聖女か?悪女か? エビータ

ザ・プロファイラー/聖女か?悪女か? エビータ
 制作年  2017年
 出演   【司会】岡田准一 
      【ゲスト】杉本彩、海堂尊、香山リカ
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  BD形式 2017年10月19日
 鑑賞年月 BD鑑賞 2017年11月


 エビータ。
アルゼンチンの大統領フアン・ペロンの妻、エバ・ペロンの愛称。
1919年5月7日生まれ。
子宮癌で1952年7月26日33歳で没。

2010年にマドンナ主演の「エビータ(1996年)」を録画した。
今回、本番組を観るに当たり予習の意味で映画のほうを先に観ようと思ったのだが…
まぁ、その顛末は映画のほうで語ることにする。

エバ・ペロンという女性は、今でもアルゼンチンでは人気があるようだ。
彼女が、ファーストレディだったのは、第二次世界大戦が終わった1946年6月から1952年7月までである。
この期間中、女性や労働者など弱者を救済を政策を推し進めた。
そのことで今でも国民から慕われているらしい。

一方、その政策を推し進める手法が、単に大統領夫人というだけでさしたる政治的立場の根拠も妥当性もなく、また、宣伝のためと称して私利私欲を肥やしていたのではないか、という疑念も拭い切れない面もあるようだ。
それで聖女か、悪女かとなるわけだ。

彼女はアルゼンチンの地方農場所有者フアン・ドゥアルテの妾の子として生まれた。
しかも兄弟姉妹は全部で5人というから、本妻にも子供がいた農場所有者、金持ちでもあり精力抜群のオヤジ殿である。
ところが、1926年というからエバが7歳の時に、突然亡くなってしまう。

葬儀に参列しようとしたエバ一家は、親戚連中に罵られ参列を拒まれてしまう。
このことは、彼女に富裕層の強烈な悪印象を植え付けたと言われている。
しかし、実際のところは7歳の少女には、何が起こったのか分からなかっただろう。
どうして父親の葬儀に参列できず、しかも罵声を浴びなければいけないのか。

この頃のアルゼンチンは、米国や欧州に農産物を輸出して経済を成り立たせている農業国家であり、一部の農場主が富の恩恵を享受するという格差社会でもあった。
したがって農場主の後ろ盾を失ったエバ一家は、一気に貧困に喘ぐことになる。

15歳でブエノスアイレスにやってきたエバ。
縁もゆかりもない土地で、当初は水着グラビアや広告モデル、女給などの仕事をしながら女優を目指していたようである。
時にはコネを作るため、売春婦もどきの仕事もしたらしい。
女優としていくつかの作品に出たようだが、いかんせん演技が下手だったらしく、
一向に目が出なかったのだが、徐々に声優として評価を得るようになる。

当時のアルゼンチンの貧困層は学歴もなく識字率が低かったこともあって、
国民の情報源はもっぱらラジオ。
貧困に喘ぐ少女が大農場主の息子と結婚するシンデレラストーリーが、
人気を博していたらしい。
彼女は自分の人生の夢を重ねあわせていたのかも知れない。

第二次世界大戦中、アルゼンチンは枢軸国寄りの中立国だったようだ。
米国は、なんとかあの手この手でアルゼンチンを囲い込もうとした。
農産物の大規模な輸入と枢軸国への禁輸を、天秤にかけたのだろうか。
アルゼンチンは、ドイツや日本と国交を断絶する。

そのことを契機にペロンの友人が大統領に就任し、彼は副大統領兼陸軍大臣として
迎え入れらることに。
ペロンは若い頃、ドイツやイタリアで駐在武官をしていたこともあり、
その政策は中立国でありながら、やや枢軸国寄りだった。
そのことは国内的には外圧に屈しない政権として、一定の評価を得ていたようだ。

ところが、戦争が終わると米国はつれないものである。
彼らには人情は無い。
資本主義と米国の正義があるだけである。
ペロンは枢軸国寄りだったこともあり、米国が後押しする軍事クーデーターによって
拘束の憂き目にあってしまう。

副大統領時代から、やや独裁者的ではあるが労働者への支援政策を取っていたペロンの拘束に納得できない国民は、各地でペロン解放のデモが起こす。
これに一役買ったのが人気声優のエバ。
彼女の呼びかけで解放運動は一気に盛り上がった。

そんなこともあり、実際にあるパーティーで知り合った二人は恋に落ち、
やがて結婚、エバは国政に介入してゆくことになる。
果たして、彼女は狙いがあってペロンを支持したのか、
あるいは純粋に愛に生きた結果のことなのか…

実際にエバが行った政策、いや正しくは政策ではない、ペロン大統領の威光を借りた救済財団を通じての活動は財源を含めた周到な計画ではなく、単に彼女の過去の人生の清算、あるいは富裕層への復讐劇のようにもみえる。

様々な批判に屈することなく、意志を貫き通した信念には感服するが、
どうも素直に拍手喝采できない
胡散臭さは残るかなぁ。
短い一生を駆け抜けた骨太の人生模様は誰にも真似できない。
そういう意味で歴史に名を刻んだ女性であるとは思う。
聖女であれ悪女であれ。

では、さっそく映画「エビータ」を観てみることにしよう。

ザ・プロファイラー/聖女か?悪女か? エビータ.jpg
ウィキペディアより

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