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【DVD鑑賞】必死の逃亡者

必死の逃亡者
 制作年  1955年
 監督   ウィリアム・ワイラー
 出演   フレデリック・マーチ、メアリー・マーフィ、
      マーサ・スコット、ハンフリー・ボガート、
      デューイ・マーティン、アーサー・ケネディほか
 劇場公開 1956年3月
 録画日  DVD形式 2018年10月2日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2020年7月


 1990年にミッキー・ローク主演でリメイクされた「逃亡者(1990年)」のオリジナル作品で、ハンフリー・ボガートが主演ということで観てみることに。
うん、オリジナルである本作のほうが格段に面白い。
それは原作者ジョセフ・ヘイズ自らの脚色によるところが大きいのかもしれない。
「逃亡者」はミッキー・ロークの情婦を待つくだりがくどすぎるように感じる。
またアンソニー・ホプキンス演じる一家の主人がひ弱過ぎた。
本作では、脱獄囚たちと果敢に渡り合う姿が印象的だ。
加えて、その姿を通じて幼い息子との関わり合いや家族愛が感じられる。

それにしてもハンフリー・ボガート、悪役だけれどアクが強くて悪くない。
確か「ハイ・シェラ(1941年)」でも凄腕の強盗犯を演じていたが、
本作のほうが悪党らしくて似合っている。
「ハイ・シェラ」のロイはキザっぽくって悪党臭さが薄味だ。

物語は単純。
3人の脱獄犯が情婦から逃走資金を受け取る間、閑静な住宅街のとある一軒の家に入り込み一家を恐怖のどん底に陥れる。
あの手この手で家族を守ろうとする父親と脱獄犯のリーダー・グレン(ハンフリー・ボガート)との攻防が見どころである。

あっ、ミッキー・ローク版では情婦ではなく愛人の女弁護士だった。
逃亡劇も彼女が唆した風なので、絡みが多いのか。
それにミッキー・ロークはIQ130という設定。
そのわりにアホっぽいのはグレンの行動が元ネタだからか。
でも比較するとグレンは悪党であってアホっぽさは微塵もない。
拳銃のやり取りなどを見ていると先読みの達人のように思える。

父親を演じるのがフレデリック・マーチ。
よくは知らない俳優さん。
本作以外だと「ジキル博士とハイド氏(1941年)」、「奥様は魔女(1942年)」しか観たことがない。
ふうむ、ジギル博士だったか…記憶にないなぁ。
アカデミー主演男優賞を2回も受賞しているのか、凄い俳優さんなんだな。
なるほど素晴らしい父親像を見事に演じている。
こうしてみるとアンソニー・ホプキンス、やっぱり闘うオヤジは似合わないなぁ。

「逃亡者」は阿保なメンバーによる阿保な逃走劇という印象だったが、オリジナルの本作は上出来のサスペンス映画になっていると思う。
これは監督の手腕か?
あぁ、なるほど、ウィリアム・ワイラーなのか。

ハンフリー・ボガート作品としても、その悪党ぶりを十分意楽しめる作品だ。

必死の逃亡者 [DVD] - ハンフリー・ボガート, フレデリック・マーチ, アーサー・ケネディ, マーサ・スコット, デューイ・マーティン, マリー・マーフィー, ウィリアム・ワイラー
必死の逃亡者 [DVD] - ハンフリー・ボガート, フレデリック・マーチ, アーサー・ケネディ, マーサ・スコット, デューイ・マーティン, マリー・マーフィー, ウィリアム・ワイラー

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