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【BD鑑賞】コズミックフロントNEXT/宇宙の古代都市 球状星団のミステリー

コズミックフロントNEXT/宇宙の古代都市 球状星団のミステリー
 制作年  2017年
 出演   【語り】萩原聖人、中條誠子
      【声】宗矢樹頼、植竹香菜、金光宣明、逢坂力
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  BD形式 2017年3月
 鑑賞年月 BD鑑賞 2017年4月


 ちょっと最近、ミスリードが多いかなと思い始めた本シリーズ。
いや、ミスリードということもないか、やや断定的過ぎるのかなぁと。
つまり、まだ理論的に検証されたものではなく、可能性として提唱されている理論で番組を構成し、それがあたかも定見のような内容になっている…気がする。

よくよく聞いていると、「○○大学の××博士はこう言っている」とナレーションが入るので、確定的ではないこともうかがえるのだが、NHKという権威で語られると、そこが強調されない限り、素人は事実誤認する…ような気がする。
十分承知の上で番組編成しているなら(視聴率を獲得するため)、かなりあざとい。

 球状星団。
恒星が互いの重力で球形に集まった天体のことで、
その多くは銀河の周りを軌道運動している。
球状星団は重力的に非常に強く、そのために形状は球対称となっている。
中心核に向かうほど恒星の密度が非常に高くなっているのが特徴である。

概ね数十万個の恒星で構成されており、
そのほとんどが100億年程度の年齢らしい。
宇宙の年齢が138億年と言われており、ほとんどの銀河がビッグバンから25~40億年程度に出来上がっていることを思うと、実質的な宇宙年齢に等しい星々が集まっているということになる。

だが番組を見ていて、よく分からなかったのは、
何がミステリーで何を説明しようとしているのかだ。
古い星が球状に集まっていることが不思議なのか、銀河の周りを軌道運動していることが不思議なのか、そもそもなぜ銀河ではないのかなのか、よく分からなかった。

実際のところ球状星雲が、なぜ今のような形で存在しているのか、その形成の仕組は様々な説があって、まだよく分かっていないらしい。
本作でも、様々な説が紹介されていた。
銀河団形成の初期に銀河同士が衝突することで形成されたとする説がシュミレーション映像で紹介されており、時間軸がよく分からないが、なかなか見ていて楽しい。
宇宙の進化のダイナミックさを十分に味わうことができる。
ただ、これってあくまでもシュミレーション映像であることを忘れてはいけない。

そもそも、この球状星団が話題になるのはハッブル望遠鏡の観測精度が、
飛躍的に向上したからだ。
過去数度にわたる修理作業で、カメラの性能は飛躍的に向上した。
番組では当初の物から分解能は40倍になったと言っていた。
維持・運営には膨大な費用がかかるのだろうが、
ぜひ長く観測活動を続けて欲しいものだ。

球状星雲がどのように形成されたか、その謎を紐解くことは宇宙の進化の謎の一端を明らかにすることに繋がってゆくのだろう。
今後も楽しめる映像と共に、NHKは情報を提供し続けて欲しいと思う。
まぁ、あまり派手な構成にしなくても良いので、冷静な番組作りを目指してほしい。

「宇宙の古代都市 球状星団のミステリー」 - 萩原聖人, 中條誠子, 宗矢樹頼, 植竹香菜, 金光宣明
「宇宙の古代都市 球状星団のミステリー」 - 萩原聖人, 中條誠子, 宗矢樹頼, 植竹香菜, 金光宣明

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