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【Netflix鑑賞】県庁の星

県庁の星
 制作年  2006年
 監督   西谷弘
 出演   織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介、和田聰宏、
      紺野まひる、益岡徹、ベンガル、矢島健一、中山仁、
      酒井和歌子、石坂浩二ほか
 劇場公開 2006年2月
 鑑賞年月 Netflix鑑賞 2017年5月


 本作も娘宅のNetflixでの鑑賞である。
妻が観ようと言いだした。
DVD形式で録画してあるはずだが、
お気に入りの作品らしく何度目かの再鑑賞のようだ。
自分は初めて観る。

実に邦画らしくて、その意味では安心感のある物語である。
大きな事件もなく、ある意味予定調和の展開ではある。
主人公の派遣先のスーパー満天堂での消防検査シーンは、
「やっぱり、こうでなくっちゃね」と、秘かに涙腺が緩む。

この「やっぱり、こうでなくっちゃね」という感覚が、
きっと寅さんシリーズの鑑賞に二の足を踏む大きな理由なのではないかと思う。

とある県の超エリート公務員が、リゾート開発に絡む「お家の事情」で
民間交流と称して民間企業に派遣されることになる。
箱モノ行政、地元企業(土建関係)と県会議員との癒着など、
ややステレオタイプな解釈はいかがなものかと思うが、
分かりやすいといえば分かりやすい。

派遣先のスーパーは絵に描いたような三流スーパーで、
雑然としたレイアウト、やる気のない社員、衛生問題など、
これもある種典型的なダメ会社として描かれている。

出世第一主義の主人公は、ここでの改革を手土産にリゾート開発プロジェクトに戻って一旗揚げようと目論んでいる。
まぁ、殿様商売とはいえ、案外真面目な好青年なのである。
ここが本作の肝だろうな。

何しろ「お役所仕事」とバカにされてお荷物状態の彼のマニュアル主義が、
このスーパーを救うことになる訳だから、ある意味ではお役所仕事礼賛である。
ところが最初と最後では、そのお役所仕事が民間と違って
心がないと批判されている。
ここ、制作者も気がついていないかも知れないが、自家中毒を起こしている。

圧巻は、酒井和歌子演じる知事が主人公の見直し提案を、議会で検討すると耳を傾けるが、後日、「再検討の価値あり」とプロジェクトチームの若い職員(佐々木蔵之助)が言いだすと、「検討するというのは何もしないこと」と言い放ち、主人公の提案書をごみ箱に捨てる場面。

さまざまな解釈が成り立つが、そうそう軽く世の中改革は進まないという象徴的シーンで、なかなか見応えがある展開だった。
それを承知の主人公の言葉も、「まぁ、ぼちぼちいきましょう」的でよかった。

どうでもいい話だが本作公開の頃は、柴咲コウと竹内結子の区別がついていない頃。
今回柴咲コウを見ながら思ったのは、皆が言うように「全然違うなぁ」
10年前は、どこに眼をつけていたのか?

県庁の星 スタンダード・エディション [DVD] - 織田裕二, 柴咲コウ, 佐々木蔵之介, 和田聰宏, 紺野まひる, 益岡徹, ベンガル, 西谷弘, 桂望実, 佐藤信介, 織田裕二
県庁の星 スタンダード・エディション [DVD] - 織田裕二, 柴咲コウ, 佐々木蔵之介, 和田聰宏, 紺野まひる, 益岡徹, ベンガル, 西谷弘, 桂望実, 佐藤信介, 織田裕二

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