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【DVD鑑賞】惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来

惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来
 制作年  1953年
 監督   ウィリアム・キャメロン・メンジース
 出演   ヘレナ・カーター、アーサー・フランツ、
      ジミー・ハント、リーフ・エリクソン、
      ヒラリー・ブルックほか
 劇場公開 1979年12月
 録画日  DVD形式 2017年4月20日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2017年9月


 古いSF映画を観ようプロジェクトの鑑賞作品。
1953年制作のカラーSF映画としては、面白いのではないかと思う。
日本ではリアルタイムの劇場公開はなく、「スターウォーズ(1977年)」の大ヒットによるSFブームの中での劇場公開になったそうだ。
ちょっと誰を観客層にしたのか疑問が残る。

子供向けということもあって、科学考証はかなりラフなので「スターウォーズ」を観てしまった観客からすると、ずいぶんガサツに見える。
公開時、往年のSF映画ファン以外は見向きもしなかったのではないかと邪推する。

まぁ、しかし、この自由奔放さが古いSF映画の魅力の一つでもある。
いかに自由奔放な発想で作られているか、これを楽しめるようになると、
作品自体が愛おしくなってくるから不思議なものだ。

火星人の地球侵略冒険ものである。
といっても火星が舞台ではない。
科学者に憧れる少年の家の周辺という、とても狭い範囲が舞台である。

米国映画なので恋愛っぽいシチュエーションも入っている。
ハリウッドのお約束か…
父、母は火星人に制御されるまでは、米国が理想とする古き良きパパ、ママである。
昭和30年代の親たちは、この米国家庭にハードウェアとともに憧れたのだろう。

本作が制作された時代は、米国が共産主義に恐怖を抱いていた。
まぁ、今も似たような状況ではあるが…
だから、その影響があるらしい。
火星人は共産主義者を投影した者らしいので恰好はよろしくない。
さらに言えば、ボスの姿はおぞましいが滑稽でもある。

「火星人が来た」という少年を、いとも簡単に信用する若い科学者。
その彼の言葉を、これまた簡単に信じる軍の幹部。
このあたりの描写が、やや子供向けのような気がするのだが、どうだろうか。
そして「ヤッツケロー」の号令一過、軍隊が動き出す異様さ。
これは赤狩りを反映したものか。
批判的ではなく、むしろ当然の帰結のような展開に違和感を感じる。

ラストも時代を想えば、ユニークといえるだろう。
どんでん返しというほどではないけれど少年の夢が連鎖する構成は、
悪くないと思ったが、どうだろうか。

本作、2017年8月26日に亡くなったトビー・フーパーが、「スペースインベーダー(1986年)」というタイトルでリメイクしている。
今度は、それを鑑賞する予定である。
果たして30年の時は、作品に何をもたらしているだろうか。

惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来! [DVD] - ヘレナ・カーター, アーサー・フランツ, ジミー・ハント, リーフ・エリクソン, ヒラリー・ブルック, ウィリアム・キャメロン・メンジース, ヘレナ・カーター
惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来! [DVD] - ヘレナ・カーター, アーサー・フランツ, ジミー・ハント, リーフ・エリクソン, ヒラリー・ブルック, ウィリアム・キャメロン・メンジース, ヘレナ・カーター

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