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【BD鑑賞】コズミックフロントNEXT/コンピューターと呼ばれた女性たち

コズミックフロントNEXT/コンピューターと呼ばれた女性たち
 制作年  2017年  
 出演   【語り】萩原聖人、池田伸子
      【声】宗矢樹頼、植竹香菜、樫井笙人、佐々木啓夫、
         梅津秀行、松岡洋子。前田敏子。巴青子
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  BD形式 2017年9月
 鑑賞年月 BD鑑賞 2017年9月


 また、希望する内容とは路線の違うお話。
かつて、米国とソ連が宇宙開発競争で自国のロケット技術を争っていた頃、
NASAおよびその前身の組織に「コンピューター呼ばれれた女性たち」がいた、
というお話である。
では、その「コンピューターという女性たち」は何者だったのか?

コンピューター、今ではコンピュータと記される場合も多いが、とはプログラムによってなにがしかの計算(処理)を自動的に行う装置のことを指すというのが
現在の一般的定義である。
しかし1940年代、その黎明期には「計算する人」も
コンピューターと呼ばれていた。
コンピューターの語源が「計算する人」というのは驚いた。
本番組で語られる1950年代、60年代には、ヒューマンコンピューターと
言われていたようだ。

昔、コンピューターは砲弾の弾道計算をするために、開発されたと聞いた。
本番組を見ていると、どうやらそれは砲弾と言うよりは、
ミサイルの弾道だったようである。
大陸間弾道弾の弾道計算に必要だったということだろう。
そして実際の計算はコンピューターと呼ばれる人々、主には女性たちが行っていた。

開発当初のコンピュータは真空管式であり、寿命も短く故障も多かった。
だから1960年代までは、彼女たちが機械式の計算機で計算するほうが
早くて正確だった。
実用的な電子卓上計算機が登場するのは1960年代だが、弾道計算意は桁数が少なかったのか、映像では機械式での計算が紹介されていた。

当時の米国は、まだ人種差別や男女の格差が明確な時代である。
NASAも食堂やトイレは人種(白人と有色人種)で別々だった。
また、コンピューターと呼ばれた女性たちも計算はしているが、
その計算の必要性や目的の会議は男性が行っていた。
「女の子は会議には出ないものだよ」

アポロ計画の初期だったかマーキュリー計画だったか忘れてしまったが、
ある宇宙飛行士がコンピュータの出した軌道計算結果を「コンピューターと呼ばれた女性たち」に検算させるという逸話が紹介されていた。
「あの女の子に、もう一度計算してもらって結果が同じなら俺は宇宙船に乗る」

そう言えば、1970年代後半か80年代初め、パソコンが普及し始めた頃、表計算ソフトの結果を上司たちは電卓で再計算していたなぁ。
まぁ、担当者は今でも新しい表を作成したときは、その作業をするかもしれないが…
コンピューターも、そういう程度の信頼性だったということか。

女性の地位向上に果たした役割も大きかったというのは分かるけれど、
この番組でのテーマにはそぐわないように思っている。
この番組では、コンピュータ発展の歴史と将来の技術的展望の中で触れる程度の事柄にして欲しい、と思うのだが、どうだろうか。

「コンピューターと呼ばれた女性たち」 - 萩原聖人, 池田伸子, 宗矢樹頼, 植竹香菜, 樫井笙人
「コンピューターと呼ばれた女性たち」 - 萩原聖人, 池田伸子, 宗矢樹頼, 植竹香菜, 樫井笙人

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