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【BD鑑賞】映像の世紀プレミアム/グレートファミリー 巨大財閥の100年

映像の世紀プレミアム/グレートファミリー 巨大財閥の100年
 制作年  2017年
 監督   
 出演   語り】山田孝之、山根基世
 録画日  BD形式 2017年8月
 鑑賞年月 BD鑑賞 2017年8月


 登場するのはロックフェラー家、ロスチャイルド家、モルガン家、デュポン家などの財閥に加えて、ヒルトン、オナシスなど第二次世界大戦後に頭角を現した人々も
加えられている。
本作は、2015年に放映された「新・映像の世紀 第2集 グレートファミリー 新たな支配者」の姉妹編になるそうだ。
残念ながら、そちらのほうは未鑑賞である。

本作で取り上げられている人々を称して、グレートファミリーというらしい。
彼らが二度の世界大戦でどのように富を築いたのかが、ロスチャイルド家のように、もっと古くから財をなしている人々もいるが、が描かれる。
その是非を問う構成にはなっていない。

人間の所作がフィルムによって記録されるようになり、映画以外にも社会の様々な
出来事が記録として残るようになった20世紀。
彼らグレートファミリーたちも、ニュース映像以外のプライベートフィルムが多く
残されているようで、本作はどとらかというとそちらが中心の構成かも知れない。

20世紀は、ある意味で彼らが歴史を作ったと言えなくもない。
特に戦争において彼らが果たした役割は、まさに「死の商人」そのものである。
兵器、燃料、資金といった戦争を遂行する上で、政府にとって必要なもの全てを
彼らが工面し拠出したのである。

第一次世界大戦で多額の賠償金をドイツに要求したのは、連合国ではなく連合国の
戦費を肩代わりしたグレートファミリーだったという話は面白い。
日露戦争は第一世界大戦に先駆けた近代兵器による戦争だったが、膨大な戦費のため日本海海戦と奉天の陸戦までが日本の国力の限界であった。
政府は戦争遂行には膨大な資金が必要なことを、国民に教育すべきである。
そうしておけば借金返済のための満州国開発も、
政治的な理解を少しは得られたのではないか。

国民も自由主義世界の一員を標榜するのであれば、自由経済は念仏を唱えるだけでは守れないことを知るべきである。
ヤクザの兄ちゃんの後ろ盾で商売をする気なら、
兄ちゃんたちには所場代は払わねばならない。
所場代が嫌なら自前で守るしかないのが、世の常というものである。

イスラエル建国のくだりは、一つ勉強になった。
ユダヤ民族の迫害の歴史の詳細は知らないが、約束の地にこれだけ固執するのは
宗教というものが持つ恐怖の一面ではないか。
ロスチャイルド家が、彼らの建国を支援する気持ちは分からないではないが、
結局英国政府の対ナチス戦術に踊らされ、アラブとユダヤ両民族の争いの種を作る
結果になってしまった。

それにしても中東以西の民族闘争というのは、歴史も古く宗教問題に7加えて石油問題も絡んで、実に面倒なものである。

第5集「グレートファミリー 巨大財閥の100年」 - 山田孝之, 山根基世
第5集「グレートファミリー 巨大財閥の100年」 - 山田孝之, 山根基世

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