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【BD鑑賞】映像の20世紀プレミアム/世界を変えた女たち

映像の20世紀プレミアム/世界を変えた女たち
 制作炎  2016年
 録画日  BD形式2017年3月
 鑑賞年月 BD鑑賞 2017年3月


 こんなところにもプレミアム、ちょっとワルノリすぎないか、最近。
「女性を大事にしろ、侮ってはいかん」という話を聞いたのは、
入社してしばらくたってのことだった。
お局というのがいて、女性には女性だけの世界があり男子の知らない枠組みがある、
といったような内容で、社内の女性との会話は気をつけろという趣旨だった。

次に「女性を大事に」という話は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んだときで、
小説の中で竜馬は乙女姉さん、千葉さな子、おりょうさんを大事にしていた。
とにかく我々の世代は、女性を大事にと言われ続けてきたような気がする。
まぁ、全てのケースで女性にとって良いことばかりではなかっただろうが…

「世界を変えた女たち」、このタイトルを耳にして、
ぼんやりそんなことを思い浮かべた。
当たり前のことだが、内容はまったく違う。
歴史のターニングポイントには女性たちがいた、あるいは翻弄される女性たちがいた、ドキュメンタリーなので、そのような描き方になっている。
取り上げられた女性たちが、有名無名は別にして、どのように歴史を変えたのか、世界を作り上げたのかについては語られない。

この作りは「映像の20世紀」の特徴である。
事実が映像として残されている。
そのことが重要なのである。
初めて見る映像が、いくつもあった。

ヒトラーとその愛人の別荘でのツーショットカラー映像。
ヒトラーの業績(?)が高く評価されることは、二度とあってはならないが、
この映像を見る限り一組の男女として幸せな時間を過ごしている。
その瞬間が切り取られていて絶妙だ。
もっともこれはプライベート映像だそうである。
その時間の向こうで多くの兵卒や一般市民、ユダヤ人が殺されている。
ちょうどこの時、ダンケルクの撤退作戦が遂行されていた。

新婚旅行で日本にやって来たマリリン・モンロー。
その足で朝鮮半島で戦う米国兵士を慰問している。
そこには朝鮮半島の人々はいない。

それから女性参政権のために戦う女性労働者たちの映像。
思わず「未来を花束にして(2017年)」を想いだしてしまった。

そして考えさせられたのは、第二次世界大戦。
主戦場だった欧州大陸では、どの国も軍需工場で女性たちが働き出す。
男たちが戦場に行ってしまったからでもあるが、そのことが戦後、
女性の地位向上運動に一役買うことになったという流れ。

戦争が終わって、彼女たちはまた家庭に戻った。
そこで戦前同様、家事と育児に縛られることになる。
しかし、彼女たちの意識は変わった。
男と同じように仕事はできる。
なぜ自分たちだけが、家庭に縛られなければならないのか。
やがて、それが女性解放運動へと繋がってゆく。
まぁ、全てではないにしても、大きな要因の一つではある。
「戦後、強くなったのは女と靴下」というのは、
こういう背景があったのかと納得した。

ココ・シャンルの生き様に興味が湧いた。
彼女は積極的にナチス・ドイツに協力した。
ドイツ政府高官の愛人でもあったたという。
彼女の思惑の一つはユダヤ人から経営権を取り戻すことだった。

敗戦後はスイスに亡命。
その後、働く女性、力強い女性が世間的に容認されてくると、
女性解放のシンボルデザイナーとして再評価される。
手元にオドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル(2009年)」と
シャーリー・マクレーン主演の「ココ・シャネル(2008年)」がある。
近いうちに、観てみることにしよう。
(両作品とも2018年10月に鑑賞した)

映像の20世紀プレミアム/世界を変えた女たち.jpg
NHK HPより

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