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【DVD鑑賞】怪奇大作戦Vol.3

怪奇大作戦Vol.3
 制作年  1968年
 監督   長野卓、小林恒夫、飯島敏宏、安藤達己
 出演   勝呂誉、松山省二、岸田森、原保美、小林昭二、小橋玲子、
      花上晃、古谷敏、竜崎一郎、清川新吾、高野浩幸、林孝一、
      真弓田一夫、西沢利明ほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2016年11月1日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2016年1月


 第三巻の収録作品は次の通りである。
第10話  死を呼ぶ電波
第11話  ジャガーの眼は赤い
第12話  霧の童話
第13話  氷の死刑台

 どの話も30分という放送枠の中で端折って制作した感が強い。
つまり、しょぼくれている…
後出しジャンケンになってしまうので、あまり言いたくはないが、
特撮のチープさもあって(これは技術と予算の問題もある)、
今回は、なかなか入り込めない残念な作品が多かった。

そんな中にあって、第13話の「氷の処刑台」は、
研究に没頭するあまり精神構造の歯車が狂ってしまった研究者の話で、
ジャンル的に好きなせいもあるが強く印象に残った。

1968年という時代を考えると、宇宙旅行(星間航行を想定している)を想定して冷凍技術を研究しているというのは、なかなかの設定である。
アポロ11号に搭載された月面着陸船イーグルが、人類初の月面着陸を成功させたのは1969年7月20日午後4時17分(米国東部夏時間)のことである。
打ち上げが同年7月16日なので、約4日後の到着。
目に見える月でさえ4日もかかるのである。

火星や木星、さらには太陽系外には、いったいどのくらいの時間が必要なのか。
現在でも恒星間航行のSF映画では冬眠技術が使われている。
まぁ、「スターウォーズ」シリーズや「スタートレック」シリーズでは、
いちいち冬眠していると物語にならないから、ワープ航法という分かったような
分からない新技術で恒星間どころか、銀河間をもあっという間に移動するが…
エイリアン(1979年)」で貨物船ノストロモ号の乗組員が、冬眠から目覚めるシーンは印象深かった。

しかし、技術論を展開するのでは「怪奇大作戦」にならない。
研究に没頭するあまり正義感と倫理観を失った研究者が生体実験を行う。
実験は失敗かと思われたが、どっこい被験者は生きていた。
実験は、とりあえず成功した…

だが、被験者は人生を狂わせられてしまった。
家族を失い生活そのものを奪われた。
通勤の朝、「ちょっとサボりませんか」という誘いに、安易に乗ってしまった結果だけに余計に無念の念が沸き起こる。
被験者は自らの意志の弱さ憂う以上に騙されたという強い思いから、冷凍人間の姿に変えられてしまった復讐を果たそうと研究者たちを襲うのだった。

なんとなくモンスターっぽい。
フランケンシュタインの復讐物語のような筋立。
未来に必要になる新技術とはいえ、安易に生体実験に走った研究者を強く批判して
物語を締めてもらえば、もっと印象的な物語になったのではないだろうか。
怪奇が怪奇に終わって、ちょっと残念な気がした。

第12話「ジャガーの眼は赤い」で、子供に変なサングラスを渡す
サンドイッチマンが登場する。
ウルトラセブンなのは円谷プロだから仕方がないが、
この頃もサンドイッチマンって現役だったのだろうか?
昭和30年代で消えた職業かと思っていたが…

DVD 怪奇大作戦 Vol.3 - 特撮(映像), 岸田森, 勝呂誉, 松山省二, 小橋玲子, 特撮(映像)
DVD 怪奇大作戦 Vol.3 - 特撮(映像), 岸田森, 勝呂誉, 松山省二, 小橋玲子, 特撮(映像)

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