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【DVD鑑賞】闇のバイブル/聖少女の詩

闇のバイブル/聖少女の詩
 制作年  1969年
 監督   ヤロミール・イレシュ
 出演   ヤロスラヴァ・シャレロヴァ、ヘレナ・アニェゾヴァ、
      ペートル・コプリヴァほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2016年2月14日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2016年6月


 全編にただよう甘美な雰囲気は、「ピクニックatハンギング・ロック(1975年)」と通じるところがあるように感じた。
あくまで映像のタッチとしての雰囲気だが…
内容的には「狼の血族(1984年)」と同じ味わいかも知れない。
まぁ、観賞順なので制作年度的には逆の話ではある。

本作、ファンタジーあるいは夢の世界の話でありながら、
ほぼ全編にわたってメタファーの連続であるように思う。
全ての映像、全ての素材はヒロインであるヴァレリエの処女性だったり、
女性の性徴期だったりを象徴しているに違いないと感じた。

ところで本作には原作がある。
その原作は、もう少し正当性を持ったエロティックなゴシック物語らしい。
本作では何かをメタファーしているように感じる部分が、
原作では実際の出来事として描かれているようなのだ。

主な登場人物はヒロインのヴァレリエとその祖母エルサ。
ヴァレリの兄であるメガネ青年オリーク、黒マント白塗り怪人「イタチ」(実は二人の父親でありエルサの愛人)、そしてエロエロ伝道師。

本作では詳しく語られないが、その昔夫を亡くしたエルサ、
黒マント白塗り怪人「イタチ」と恋仲になるのだが、彼はエルサの娘とも
通じていて若い娘の法を孕ませてしまう。
嫉妬したエルサがヴァレリエの母を修道院に閉じ込め、ヴァレリエを引き取る。
原作では双子という設定のオリークを黒マント白塗り怪人「イタチ」に引き取らせ、
街から追放するという事件があったようなのだ。

なるほど、これが分かっていると本作の物語も分かり易い。
しかし、なぜか端折られている。
上映時間から言えば、この昔の出来事を描くたっぷりの余裕はあると思うのだが…

なぜか…
よく分からないのだが、本作にはファンタジー的雰囲気と、
もうひとつの味わいがある。
それは、まごうことなくヒロインを演じたヤロスラヴァ・シャレロヴァの演出だ。
誰がどう見ても、この演出はロリータ扱いである。
劇中でもエルサおばあ様から
「13歳で初潮なんて、汚らわしい。母親と同じだね」と。
まぁ、これは黒マント白塗り怪人「イタチ」をエルサの母親に奪われた嫉妬心の
裏返しでもあるのだろうが…

この演出に原作小説は異なる雰囲気を作品に持たせようとした監督の
強い意志を垣間見るのだが、どうだろうか。

ヤロスラヴァ・シャレロヴァ、可愛いなぁ。
エルサおばあさん、鼻筋すっきりで綺麗すぎです。

吸血鬼や魔女裁判とか、原作小説ではそれなりに意味があったようだが、
本作では唐突感が否めない。
まぁ、すべて原題の「ヴァレリエの不思議な一週間」に
収束されてしまうので…まっ、いっか。

本作、ゴシックロリータ映画というものに分類されるらしい。
今、思い出したが、吸血鬼つながりで本作の録画を決めたようなkがする。
その意味では、まったく違う作品であった。

鑑賞後、約3か月後の記述。
へぇ、けっこう記憶が残っているようで驚くなぁ。
今は、この文章を読んでも全然内容を(映像も)思い出すことができない…

闇のバイブル/聖少女の詩 <HDリマスター版> [DVD] - ヤロスラヴァ・シャレロヴァ, ヘレナ・アニェゾヴァ, ペートル・コプリヴァ, ヤロミール・イレシュ
闇のバイブル/聖少女の詩 <HDリマスター版> [DVD] - ヤロスラヴァ・シャレロヴァ, ヘレナ・アニェゾヴァ, ペートル・コプリヴァ, ヤロミール・イレシュ

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