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【BD鑑賞】ストーリー・オブ・フィルムEP14/ディジタル時代の幕開け

ストーリー・オブ・フィルムEP14/ディジタル時代の幕開け
 制作年  2011年
 監督   マーク・カズンズ
 録画日  BD形式 2016年5月3日
 鑑賞年月 BD鑑賞 2016年5月


 EP13はフィルム時代の終焉、ディジタル全盛前夜の懐古趣味的内容で、
やや湿っぽさを感じてしまったのだが、今回は現実の体験以上の感動を与えてくれる
CG技術とデジタル映画の可能性について語られた。
「映画の黎明期の様相を呈している」と、やや興奮気味なナレーションが印象的だ。

可能性の可視化ともいうべきデジタル映画。
それは映画配給の流通をも変革する可能性を持っている。
このシリーズでも言及されていたが、
かつて映画界は制作と配給、上映が独占または寡占状態だった。

米国は独占や寡占を極端に嫌う。
彼の国の文化的体質なのだろう。
競争原理による自由経済が原則である。
そういう流れでスタジオシステムは崩壊した、いや解体された。
日本ではテレビの普及や粗製乱造で映画産業が斜陽化してゆく中で、
ごく自然に生き残り策として日本版スタジオシステムが崩壊した。

そのような映画界に「黎明期」のような活力を産むと期待されたデジタル映画だが…
正直なところ、映画制作者たちの思惑通りには進展していないような気がする。
曲者の正体はインターネットである。
まぁ、曲者という表現はいささか誤謬を生む可能性があるが…

デジタル映画は劇場鑑賞の興奮を高めると同時に、インターネットを使った配信によって「個」で映画を楽しむという新しい鑑賞方法を産みだした。
個で楽しむとき、もう録画する必要がない。
オンデマンドで、「いつでも、どこでも」楽しめるのだ。
つまり時間と場所を超越した。
それが、ここまで急速に普及するとは…
制作者サイドの思惑とは少し違う進展だと思う。

ということが放映されたかどうか、記憶は定かではない。
今、鑑賞記録メモを書きながら自分が思いついた話である。
まぁ、放映されたのかも知れないが…

これを書いた時点で我が家にはNetflixの環境はなかった。(2016年)
個人的には「ネットで映画なんて?」ではなく、物理的媒体に愛着を感じる。
基本的には現在もそうなのだけれど、記憶保持力の弱さと物理媒体の保管場所問題、
そして高齢化による物理媒体への愛着心の減少などからネット依存の傾向が生まれ始めている今日この頃。
実際、環境が整うとその便利さに、ついTVリモコンのNetflix釦を押下してしまう。
映画業界も、大変なことになったなぁ。
ネット配信って考えようによっては、エジソンが発明したキネトスコープの「個」で楽しむところが発想として似ていると思う。

そして、いよいよ次回EP15が最後だ。
タイトルは「映画の未来」である。

ストーリー・オブ・フィルム.jpg

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