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【DVD鑑賞】マルサの女

マルサの女
 制作年  1987年
 監督   伊丹十三
 出演   宮本信子、山崎努、津川雅彦、大地康雄、
      桜金造、松居一代、室田日出男、ベンガル、
      大滝秀治、橋爪功、芦田伸介、小林桂樹ほか
 録画日  DVD形式 2005年12月10日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2005年12月頃


 伊丹十三監督作品の中では最大のヒット作ではなかろうか?
観客動員数など調べたことはないので確かなことは言えないが、
少なくとも一番の話題作だったことは間違いないように思う。

とにかくマルサが流行った。
それは第11回日本アカデミー賞(1988年)最優秀作品賞、
最優秀主演男優賞(山崎努)、最優秀主演女優賞(宮本信子)、
最優秀助演男優賞(津川雅彦)と、
この年の同賞をほぼ総なめにしたことでも想像がつく。

公開当時この手の映画に、ほとんど興味のなかった自分でさえ、
その存在を知っているのだから流行ったことは間違いない。
マルサは流行語大賞にならなかったのかな?

と思ったら、やっぱり受賞していた。
1987年第4回新語部門金賞だ。
受賞者は伊丹十三と宮本信子。
世の中にとっては新語だったんだ。
ということは造語でもあるのかな?

マルサとは東京国税局査察部のことだそうである。
他の国税局は言わないのかな?
通常の査察活動では摘発出来ない複雑かつ巧妙な脱税を暴くことを任務にしている。
この任務のことをマルサというのかと思っていた。
査察部の「サ」を丸で囲んでマルサ…

思い起こせばバブル真っ只中の頃のお話だな、これ。
一説によると前作「お葬式(1984年)」で儲けたお金が、
あれよあれよという間に税金で無くなってしまったことで、
伊丹監督が脱税に興味を持ったのだとか。

さもありなんという気もする。
当時は一般人も今でいうところのマネーゲームに血眼になっていて、
正直周囲で「株」に手を出していない人は少なかった。
中には不動産に手を染めた徒輩(やから)もいた。

ソアラやプレリュード、シルビアなどのような、
いわゆるデートカーが月販4000台をマークした時代だ。
自分たちですら、このまま土地が値上がりしていったら
マイホームなんて夢のまた夢、車でも買って今を楽しむしかない、
などと刹那的なことに被れていた時代だ。

脱税も多かったように記憶しているし、本作の影響なのか思いもかけないような
証拠隠しの手口を暴くテレビ番組も数多く放映されていたような記憶がある。
証拠隠滅を図る脱税犯と、それを見つけ出す査察官の攻防を、
ユーモアラスに且つ緊張感あふれる展開でスピーディに見せる手腕は、
伊丹監督の才能が大きく花開いたと言えるのではないだろうか?
(ちょっと大袈裟かつ上から目線だな…)

とにかく、見ていて楽しい作品である。
結局、脱税していいことは何もないのである。

マルサの女 [DVD] - 宮本信子, 山崎努, 津川雅彦, 大地康雄, 伊丹十三, 伊丹十三, 宮本信子
マルサの女 [DVD] - 宮本信子, 山崎努, 津川雅彦, 大地康雄, 伊丹十三, 伊丹十三, 宮本信子

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