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【DVD鑑賞】エレファント・マン

エレファント・マン
 制作年  1980年
 監督   デヴィッド・リンチ
 出演   ジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス、
      アン・バンクロフト、ジョン・ギールグッドほか
 劇場公開 1981年5月
 録画日  WMV形式 2003年11月29日
      DVD形式 2010年1月31日
      BD形式  2017年7月23日
 鑑賞年月 WMV鑑賞 2003年11月頃
      DVD鑑賞 2010年1月頃


 この映画は地上波テレビで観たのが最初である。
1985年頃だったのではないかと記憶している。
あまりの切なさ、あまりの人間の傲慢さに涙したのを憶えている。

実際の人物の半生をモデルにした作品だが、
実在のエレファント・マンことジョン・メリックは、
作品の主人公より世俗的な人物だったようだ。

最初に観たのは吹替えだったが、主人公の声は国広富之だった。
声は案外、合っていたように思う。

 19世紀末、産業革命にわくイギリスはロンドン。
だが、富の分配は不公平で富むものは益々富み、
貧しいものはさらにどん底の生活を強いられる。
神の見えざる手は、欲に支配された市場経済には存在しないのだ。
さらにこの主人公のように、当時解明されていない不治の病に
犯された者は好奇と偏見の目に晒され、虐げられた生活を余儀なくされる。

主人公ジョン・メリックはサーカスで象人間として見せ物小屋で、
ただその日を生きているという毎日だった。
ある日、彼の生態に興味をもった医師トリーヴスによって
サーカスから救われるが、今度は彼の研究素材として学会内を
引き回されることになる。
生活のレベルは向上したが、晒し者という点では何も変わらなかった。

彼の収容を決定した病院の院長にしても、
彼の部屋を訪問するオペラ歌手にしても、
一見すると博愛的だが裏にはそれぞれに思惑がある。
なんという愚かな人間の行為だろう。
そしてそれが人間と言うものの実態なのだろうと思う。
別に人間の行為について懐疑的になっている訳ではない。
それでも尚、その行為をよしとせず愚かさを少しでも正していこうという
人間の崇高さも信じて疑わない。

そう言えば、このオペラ歌手の女優さん、
卒業(1967年)」のミセス・ロビンソンだ。
師と仰ぐ映画博士A氏に言われるまで気がつかなかった。
あいも変わらず間の抜けた話だ。

間の抜けた話と言えば、このトリーヴス医師が、
アンソニー・ホプキンスというのもなかなか信じられなかった。
それは吹替えの声があまりにも印象的で、強く記憶に残ったせいかも知れない。
本人より、いい声だったような気がする。
後から字幕版で鑑賞した彼のナマの声とはずいぶん違う。
そのせいで頭の中でトリーヴス医師とハンニバル・レクターを一致させるのに、
時間がかかったのかもしれない。

このモノクロの映像は、時代背景を含めて非常に説得力がある。
こういうのは監督の技なのだろうか?

エレファント・マン [Blu-ray] - ジョン・ハート, アンソニー・ホプキンス, アン・バンクロフト, フレディ・ジョーンズ, デヴィッド・リンチ
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