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【BD鑑賞】ザ・インターネット

ザ・インターネット
 製作年  1995年
 監督   アーウィン・ウィンクラー
 出演   サンドラ・ブロック、ジェレミー・ノーザム、
      デニス・ミラー、ダイアン・ベイカーほか
 劇場公開 1996年1月
 録画日  DVD形式 2006年7月1日
      BD形式  2012年11月24日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2006年7月頃
      BD鑑賞  2012年11月


 敬愛する元上司Mr.身勝手君が、「本当に世の中、ああいうことが起こるようになるんだろうか」と驚いていたのを思い出す。
本作が制作された1990年代中ごろというのは、
日本ではまだインターネット普及の黎明期である。
Windows95が発売されたり、NTT等の通信事業者が回線使用料を
引き下げたりしていたが、個人への普及はもう少し時間が必要だった。

そんな時代だったから、Mr.身勝手君から感想を聞いたとき
PC通信のハイテク版程度にしか思っていなかった自分は
「ああいうこと」と言われても、意味がよく分からなかった。

主人公アンジェラは、ソフト会社に在宅勤務する若い女性SE。
ある日、ネットワーク上のあらゆるコンピュータから
彼女は抹殺され、犯罪歴のついた別の女性にすり替わってしまい、
犯罪者として警察に追われることになる。
身分を証明する書類も本人を証明してくれる知人、親戚もいないなか、
単身、背後にうごめく謎の交信者と格闘するというサスペンスだ。

最初の鑑賞は、本作の制作から10年目になるわけだが、
この10年の間に爆発的に普及したインターネット、
ウィルスによるサイバーテロなどを現実の問題として耳にするようになった。
再鑑賞の2012年には、個人の利用でもブローバンドが当たり前、
無線アクセスも可能になりモバイル環境が普及した。
そして携帯電話がスマートフォン化された現在、
まさに本作で示された事態が現実に有り得る話として迫ってくる。
いや、ビッグデータの名のもとに個人情報がデジタル化、クラウド化されると、
本作以上の恐怖が待ち受けているかもしれない。

あらゆるものがネットワーク化されていく中で、
個人のデータ、住民登録や銀行預金、病院のカルテなどなどが改竄された時、
それこそ自分が自分であることをどうやって証明できるだろうか。
これは決して架空の映画だけの問題ではないかも知れないと、
ちょっと背筋が寒くなったりする今日この頃。
過度の依存は、よいことではないと言うことだ。

本作では描かれていないが、だからこそ生身の人間同士の交流が
より重要になってくる、そんなことを思ってしまう作品だ。
なかなか面白い作品だった。

サンドラ・ブロックが主演と言うのはずいぶん後になって知った。
本作の鑑賞動機はMr.身勝手君の言葉だけではなく、
実は彼女が主演だからだったことも大きい。
そもそもMr.身勝手君からは映画のタイトルを聞いていなかった。
正直、Mr.身勝手君が選択するような内容の作品ではないのだが…
ザ・セル(2000年)」同様、劇場で鑑賞したらしい。

デジタルデータ嫌いのMr.身勝手君は、2008,9年頃に
自宅のインターネット環境を娘さんの独立を機に無くしてしまった。
確かにMr.身勝手君がPCの前で何かをしている姿は想像しにくい。
仕事でいやいやメールを使ってはいるが、本来は電話魔である。

そのMr.身勝手君が今夏に携帯電話をスマホに変更した。
つい先日、久しぶりに会ったのだが…
いまだに使い慣れていないらしい。
前回は「どうやってマナーモードにするんだ?」
今回は「文字を大きくするにはどうするんだ?」
うーん、機種によって操作が微妙に違うからなぁ。
アイコンで機能を想像できない世代のようだし…困ったものだ。
逆にネットに縛られないということで、よいことなのかもしれない。

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