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【BD鑑賞】ウルトラセブン シリーズ

ウルトラセブン シリーズ
 製作年  1967年~1968年
 監督   円谷一ほか
 出演   森次晃嗣、ひし美ゆり子、中山昭二、
      毒蝮三太夫、阿知波信介、古谷敏ほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  BD形式 2012年12月~
 鑑賞年月 BD鑑賞 2012年12月~


 2012年末、WOWOWで一挙放映。
つい全作品を録画してしまった。
懐かしいというより、ウルトラマンとけっこう記憶が
ごっちゃになっていたことに驚いた。
それと、これ小学生が見ていて分かるのかな?
というかつまらないんじゃないかなとも思ったエピソードもいくつかあった。
やや、大人的な物語(エピソード)が多いような気がしたのだが、
記憶ではそこそこ楽しんでいたはず。

1967年(昭和42年)10月1日から
1968年年(昭和43年)9月8日までTBS系で放映されていた。
リアルタイムで見ていたので小学校6年から中学1年まで。
えっ?最終回は中学生だった?
小学校の頃は冬になると裏の田圃で怪獣の雪像を作って遊んでいたなぁ。

驚いたのは、毎回セブンが大きくなったり変身したりするわけではないことだった。
ただ、ノー天気に世界平和や宇宙開発を礼賛していないところは、
この時代のことを考えると珍しい作風かも知れない。
同時代、ガメラはもろ手を挙げて科学礼賛、科学万能で子供に媚を
売っていたように思う。

しかし、映像はしょぼい。
予算もあるのだろうけれど後年の「仮面ライダー」シリーズと、
あまり変わらなかったのにはがっかりしたというか、
そう思っていなかったので驚いた。

知らなかったのだが、ウルトラセブンの第12話は
自主規制がかかっていて、公式的にはボツになっている作品だそうだ。
本放送はされたようなのだが記憶にはない。

その理由は、ちょっと恐ろしいものを感じる。
物語の内容はいつものセブンである。
なんとか星人、核戦争か何かで母星は生存環境が破壊されてしまっている。
そこで宇宙を放浪した挙句、彼らは地球人の血液、とりわけ若い女性や子供たちの
血液が、彼らにとって必要なものだと突き止める。
なんだか吸血鬼みたいで笑える。

さぁ、地球侵略!となるわけだが、その手段も他愛もない。
やがて侵略がウルトラ警備隊の知るところとなり、最後はセブンの活躍で
なんとか星人は絶滅する。
メデタシ、メデタシ。

ボツになった理由は本編ではなく、外野席から起こる。
放映からしばらくたって、ある雑誌の付録(かるたか図鑑)に
この回に出てきたなんとか星人が紹介された。
その肩書きが、「ひばく星人なんとか」だったことから、
ある女の子(中学生)が親に「ひばく」の意味を訊くのだが、
この父親が被爆関連(広島)の被害者団体のオエライさんだったらしく、
雑誌社、TBS、円谷プロに猛烈に抗議することに…

粗筋で紹介したように本編では一切「ひばく」という言葉は使われていないし、
本編に限らず「ウルトラセブン」シリーズは一貫して核戦争には
反対の立場をとっている。
ただ、迂闊にもこの雑誌社がさしたる考えもなく「ひばく」という言葉を
使ってしまったこと、それをチェックできなかった雑誌社、TBS、円谷プロの
責任がゼロということではないと思うけれど、そのことと第12話を自主規制して
ボツにすることは次元が違う話ではないかと思うのだ。

そして、その父親はセブンを見たこともないだろうし、
事実関係の経緯を調べた上で糾弾したとも思えない。
第12話はスケープゴート、とかげの尻尾切のように見捨てられた作品となった。
ここに極めて日本的な先送り主義というのか、事を荒立てない平和主義というのか、そんなものを感じて少々恐ろしい感じがしたのである。
さらに言えば現在のクレーマーと彼らへの対応にも同質のものを感じる。

現在、第12話はYouTubeで見ることができる。
自分も観てみた。
問題は、この過剰反応が巻き起こした現象を深く考えることもなく、
記憶の彼方に葬り去っていることを我々は深く反省すべきではないだろうか?

余計な話だがアンヌ隊員に別れを告げる場所が、
どうって事ない青空駐車場だったのは、ちょっとショック…

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