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【DVD鑑賞】俺たちに明日はない

俺たちに明日はない
 制作年  1967年
 監督   アーサー・ペン、ロバート・アルドリッチ
 出演   フェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ベイティ、
      ジーン・ハックマン、マイケル・J・ポラード、
      エステル・パーソンズ、ジーン・ワイルダーほか
 劇場公開 1968年2月
 録画日  DVD形式 2009年9月22日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2009年9月


 中学の頃、猛烈に有名な作品だった。
映画をまったくと言っていいほど熱心に観ることのなかった自分でさえも、そのタイトルは記憶にある。

劇場公開は1968年2月だから、公開時は小学校6年だ。
2月といえば、まだ雪深い地域に住んでいたので、裏の田んぼで怪獣の雪像を友人たちと作って悦に入っていた頃の作品ということになる。
実際には、そういう時期だったことに多少驚いている。

というのはテレビで洋画劇場を観たり、映画雑誌を購入したりして、少し映画なるものに興味を示すのは中学2年くらいの頃である。
洋楽を聞き出すのも、思春期的な発想をしだすのも、みなその頃である。
少し、時間的なズレがあるのに驚いている。
この頃は、大ヒットすると数年は話題が続いていたのだろうか?
今は、作品量も多いのだろうか、どんどん話題作が短い間に消えていっているような気がしてならない。

 さて、本作。
やや苦手なアメリカン・ニューシネマの代表作ということになる。
一般的には、60年代後半から70年代にかけて、米国で製作された反体制的な人間(主に若者)の心情を綴った映画作品群を指すらしい。

しかし本作は、それとは少し系統が異なるように思う。
そこで、少し調べてみた。
アメリカンニューシネマというのは、米国においてテレビの普及によって
映画産業(ハリウッド)が凋落していく過程で、
それまであった幾つかの規制を廃し暴力やドラッグ、セックスを映像表現に取り込み、観る側が良し悪しを判断する方法に変更し、離れた客を取り戻そうとした動きという解釈を見つけた。

本作を観る限り、個人的にはこちらの解釈のほうが
納得できるのだが、どうだろうか。

原題は「Bonnie and Clyd」、なんとも素っ気ない。
邦題のほうが、主人公2人の(ジーン・ハックマンを入れて3人か)破滅的な最後を連想させて、いい感じのように思う。

アウトロー的男女の破滅的な愛と青春を描いており、2人が一説では87発の大量な銃弾を浴びて絶命する壮絶なラストシーンが特に有名である。

と言って別に人生に何がしかの教訓を与える
表現をしているわけではない。
破滅的な人生を肯定も否定もしていない。
このあたりは若者の心情を綴った映画作品としてアメリカンニューシネマの一般論が成り立つのかもしれない。

しかし結局ものめずらしさで集めた客は、また去って行く。
アメリカンニューシネマが比較的短期間の流行現象に終わったのは、
そういう面があったのかと思ったりするのだが、
時代の風を肩で知らないので事実はよく分からない。

まぁ、傑作とはいわないまでも1930年代の風景を含めて、
楽しめる作品ではある。


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