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【劇場鑑賞】ボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアン・ラプソディ
 制作年  2018年
 監督   ブライアン・シンガー
 出演   ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、
      グウィリム・リー、ベン・ハーディ、
      ジョセフ・マッゼロほか
 劇場公開 2018年11月
 鑑賞年月 劇場鑑賞 2018年11月、12月


 ゴジラ、ガメラ、カイジューと怪獣繋がりもひと段落したので、
正月に会った時、娘からリクエストされた本作を記事に。
上映中に記事にするのも気がけるけれど…

正直なところ、いまだに高い人気で上映されているのは、
ちょっと訳が分からない。
そんなによかったかなぁ、とも思ったりする。
でも中学の同級生だったT君が「ラストの20分は泣いた」と
言っていたからなぁ…自分の感性がダメダメなのか?
まぁ、クイーン世代ではないし…
そもそも「キラー・クイーン」が話題になった時も、
どこがいいのかよく分からなかった。
あの時の感情、そのままってことだろう。

 MMシアターのMさんが「クイーンは世代なんです」
と言うので、早くから鑑賞会を企画していた。
ところが昼間の仕事が多忙だったのか、
よく分からないが日程調整が難しそうだと連絡があった。
こちらも我慢できないので、「それでは鑑賞会はファンタビで」
ということで一人でとっとと鑑賞してしまった。
娘も「久しぶりに見たい映画」と言っていたので、
なんとなく先に観たかった…

クイーンは、アルバム「オペラ座の夜」から聴き始めた。
もちろんLPも買った。
他に「JAZZ」も持っている。
プログレとは違う斬新さがあって好きなバンドの一つ。
スカパーに加入してからは、よくライヴ映像を録画したりもした。

そういえば昔、NHKのヤングミュージックショーだったか、
日比谷公会堂のライブ映像を見たことがある。
この番組では、記憶が正しければ他にイエス、キッス、
フリートウッドマックのライブを見たと思う。
一番驚いたのはイエスだったかなぁ。
レコードとほとんど変わらない演奏に、
今風に言うとパフォーマンスか、驚いたものだ。

まぁ、しかし情熱的なクイーンファンというほどではない。
本作のオープニングとラストを飾るライブAIDの
DVD録画版をコレクションしているけれど、
彼らの映像の記憶がない。
もっとも車のDVDで、よくかけていたぐらいで
真面目には映像を観ていないのだけれど…
走行中は映像出ないし。

その程度のファンなので、大口をたたくのは憚られるのだが…
フィレディ・マーキュリーって、こんな嫌な野郎だったのか。
才能に浮かれ、人気に浮かれた軽薄野郎で、
他のメンバーや当時のパートナーを苦しめた張本人で、
ほぼ同情の余地のないトンデモハップン野郎ではないか。
まぁ、ラストは1985年のライブAIDのステージで
復活したように描かれていたが、エイズになってから
事態を理解するというお馬鹿丸出しのダメ人間だったわけだ。

音楽は、とてもよかった。
フレディより、他のメンバーが似すぎていて驚いてしまったが。
特にブライアン・メイは、一瞬本人かと思うほど似ていた。

 才能豊かってのも考えものだなぁ。
でも、最終的には皆に理解されての臨終だったようなので、
メデタシメデタシか。
伝記モノなので多少の脚色はあるにせよ、
周囲の人が善人だらけで泣けてきた…

 ところで、またもや古くからの知人Y女史に驚かされた。
クイーンは世代だという。
まぁ、Y女史はMMシアターMさんの2歳年下だから、
落ち着いて考えれば驚くほどのことではない。
何に驚いたかというと、クイーンはY女史の
好きなジャンルの音楽ではないはずで、そのことに驚いた。
聞けば「当時、ロックバンドの中では様々な要素を取り入れ、
珍しい音を出す」ということで聴いていたらしい。
あぁ、それならプログレを聴いて欲しかったなぁ。

「実在した人物を描くのは難しいんだなぁ」
「フレディが全部の楽曲を作っていたのかと思っていました」
「フレディのワンマンバンドの印象だったけれど、
しっかり仲間だったんですね」
「私的には今年(2018年)観た映画で一番でした」
へぇ、そうなのか。

ちなみにY女史の好きなジャンルは、ソウルというか
ブラックな音楽で、以前共通の友人Y氏がやっている
ショットバーで呑んだ時も、ツェッペリンの話には
ついてこなかったし、嫌いだと言っていた。
「ロックは、嫌いです」とも。

他のことは、けっこう話が合うのだけれど音楽だけは…
でもこれでクイーンとマイケル・ジャクソンは、
好みが重なることが分かった。
「何はともあれ、音楽って良いですね。映画も!」と、
話を綺麗にまとめられてしまったが、誠に、その通りである。

 以上が最初の鑑賞の感想である。
実は事情があって、もう一度観ることになった。
MMシアターのMさんのお店にいる映画好きのS女史と、
映画鑑賞会を作ることになった。
イニシャルをとってESCAP(ES Cinema And Party)と
称することにしたのだが、以前の鑑賞会のメンバーと違い、
ダントツに濃い映画ファンである。
今までのMP(Movie Party)会、MAP(Movie And Party)、
NMAP(New Movie And Party)、SMAP(S Movie And Party)、
SM(Secret Movie)-Partyの会員の皆さんも映画好きだが、
ちょっと次元が違うのである。

 二度目の鑑賞では少し違う思いが。
最初はフレディ・マーキュリーの傍若無人さだけが
目に焼き付いてしまい、皆が言うほどよい映画だとは思えなかった。
古くからの知人Y女史の「私的には今年観た映画で一番でした」
という評価も疑問に感じたほどだった。
それが二度目の鑑賞で印象が変わった。

「エイズになってから事態を理解するという、
お馬鹿丸出しのダメ人間」ではあったけれど、
それでも彼は変わった。
仲間に傍若無人を詫び、遅かったかもしれないが
自らを見つめ直し、変わることができたのだ。

もちろん、周囲の心優しい人々の力も大きい。
でも、自分を変えるのは自分でしかない。
彼は、やっとではあるにせよ、そこに気づき自らを変えたのである。

失った自信を取り戻し感謝に溢れて臨んだライヴAIDのステージ。
多くの人たちが言うように、感動的であった。
近いうちに家にある「ライヴAID」の映像を再鑑賞してみるか。

ESCAP会員Sさん、大感激のご様子。
クイーン世代ではないけれど感動したようである。
劇場鑑賞は数年ぶりだったらしく、
「やっぱり映画は映画館ですね。忙しさを理由に怠けてました。」

まぁ、日中働いていると時間を作るのは難しいし、
疲れていると終業後の劇場鑑賞も翌日を思うと、
つい二の足を踏んでしまうのも理解できる。
「休暇を取って、時々は楽しんでください」と助言した。
日本人は休暇を取って映画を観ることに、少し罪悪感を感じるらしい。
ストレス解消にも、好きな映画は映画館で観て欲しいものだ。

「オペラ座の夜」に始まり「JAZZ」で終わってしまった
クイーン好きとしては、彼らのサウンド自体には思いれが少ない。
これほど人気を誇っているのは、自分と違って世の中には
クイーン好きが多いということだろう。

音楽雑誌「MUSIC LIFE」の東郷かおる子さんが、
インタビューで「当時のロックは男性ファンが多かった。
男性ファンは『ギターの、あのフレーズが云々』とか、
『あのアンプが云々』とか蘊蓄を語る人が多いけれど、
クイーンは心地よい音楽だった。写真とサウンドで
日本の女性ロックファンは飛びついた。
なによりツェッペリンやパープルに比べて小ぎれいだった。」と
語っていたけれど(NHK BS「SOUND」)、
言い得て妙かなと得心してしまった。


ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)
Universal Music =music=
2018-10-19
クイーン

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