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【DVD鑑賞】フランケンシュタイン(1931年)

フランケンシュタイン
 制作年  1931年
 監督   ジェームズ・ホエール
 出演   ボリス・カーロフ、コリン・クライヴ、メエ・クラーク、
      ジョン・ボールズ、エドワード・ヴァン・スローンほか
 劇場公開 1932年4月
 録画日  DVD形式 2017年8月24日
 鑑賞年月 2017年11月


 「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする(2002年)」の記事で、
ガブリエル・バーンが好きだと書いたので、彼をネタに少し…
なぜか本作から始めてみるが、当然だが彼は登場しない。
制作時、彼はこの世に存在していない…

さて、フランケンシュタインである。
子供の頃から、嫌いではないキャラクターではある。
まぁ、好きという訳ではないのだが…

小さい頃は、原作も映画も知らなかった。
時々読んでいた漫画本の挿絵に登場する姿を、
見ていて知っているだけでだった。
まぁ、ちょっとした解説はあっただろうから
人造人間という程度のことは知っていたのだろうと思う。
どこか科学的な臭いを感じとったのかも知れない。

フランケンシュタインが登場する作品は、
鑑賞順でいうと「フランケンシュタイン(1994年)が最初だが、
記事としては年代順で書いてみようと思う。
が、冒頭に記したようにガブリエル・バーン優先なので、
フランケンシュタインそのものは別の機会に…

2016年に「フランケンシュタインの花嫁(1935年)」を
鑑賞したのだが、原作は本作を含めた物語のようである。
その意味では、最初に観た「フランケンシュタイン」は、
原作に比較的忠実だったと言える。

鑑賞後、原作小説のことや小説が書かれた
19世紀の科学のこと、原作者のことなどなど、
少し勉強する機会があった。
まぁ、原作小説そのものは読んではいないのだが…

本作は、フランケンシュタインと聞いて
イメージする姿を、一般化した作品だといえる。
自分自身もロバート・デ・ニーロ版を観るまでは、
この怪物をフランケンシュタインというものだと思っていた。
実際にはフランケンシュタイン博士が作った怪物である。

しかも、原作小説では本作のような姿をしていない。
というか単に醜い男、目の色や髪形などの
描写あるようだが、として描かれているだけのようである。
まぁ、読んでないのでねぇ…なんとも。
例のフランケンシュタインの造形は、本作のオリジナルである。

原作小説では、醜いが知的な人物(?)として描かれている。
その知的で醜い人物が、誕生からわずか1年ほどで
言葉を話すようになる。
そして人間との関係を求めるのだが、醜い姿ゆえに拒絶されてしまう。
絶望した彼は、フランケンシュタインに伴侶を造ってくれと頼む。

孤独な彼の身上を思い、一度は彼の願いを受けるのだが、
怪物がこれ以上増えることを嫌ったフランケンシュタインは、
最終的にこれを拒絶する。
裏切られたフランケンシュタインの怪物は、
彼の家族を殺害し、北極海へと姿を消す。
復讐に燃えたフランケンシュタインが、彼を追いかける…
というのが原作小説の流れらしい。

知的で醜い人物を受け入れない人間社会を描くことで、
人種差別をする人間を嘆いたのだろう。
あるいは北極海で死にゆく怪物の姿を通じて、
行き過ぎた科学に警鐘を鳴らしたものか。
まぁ、前世紀的な批判精神ではある。

本作では幼い少女を湖に投げ込むシーンで、
善悪の判断のつかない怪物として描くと同時に、
純粋で稚拙な心も描こうとしたように思うが…
成功しているかなぁ。

とにかく幼い少女を殺害されたと村人が騒ぎ出し、
実験室のあった風車小屋に怪物を追い詰め、
創造主のフランケンと闘わせる。
その描写で、科学一辺倒の風潮を批判したのかも知れない。
彼は燃え盛る風車小屋と共に絶命する…

続編の「フランケンシュタインの花嫁」は、
この場面から始まる。
実は、死んでませんでしたと。

しかし、DVDのメイキング映像を見る限り、
本作はそのような社会批判を踏まえて
制作された作品とは思えなかったかなぁ。
単純にいかに観客に恐怖を与え楽しんでもらうか、
それだけしか考えていないように感じた。
原作小説と比較しての、後付けの論評…とは言いすぎか。

面白いのは、始まる前にタキシードを着た
司会者のような人物が壇上から、怖い映画なので
「心して観るように」と注意喚起を促す映像があること。
本気なのかな?ジョークなのかな?と、
制作後90年弱の我々は思ってしまう。

ところで、原作小説が生まれるきっかけになったのが、
ディオタオス荘の怪奇談義。
「フランケンシュタインの花嫁」は、
この別荘を舞台に物語が始まる。

しかし、ここに集まった5人の男女、
詩人バイロン卿と主治医ボリドーリ、
詩人パーシー・シェリー、妻で原作者のメアリー・シェリー、
その妹クレア(血縁関係は無い)は、
なんだかとんでもない奴らだなぁ。

彼らを描いた「ゴシック(1986年)」という作品がある。
観賞した当時、これらの事情については何も知らなかった。
以前書いた鑑賞メモに『本作は、ディオダディの館の
幽霊会議と呼ばれる事件が元ネタの作品のようだ。
それを再現しているということなのかどうかは、
ストーリーを忘れてしまったので分からない。
この事件、吸血鬼やフランケンシュタインが生まれる
きっかけになったということで、ホラーファンには
有名な事件のようだが、まったく興味はない。』とある。

時が流れて、ちょっと再鑑賞してみたくなった。
WMV形式のコレクションというのが難だなぁ。
あまり面白かった記憶がないのだけれど…と悩んではいる。


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