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zoom RSS 【DVD鑑賞】アメリカンラプソディ

<<   作成日時 : 2018/06/13 09:14   >>

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アメリカンラプソディ
 制作年  2001年
 監督   エヴァ・ガルドス
 出演   スカーレット・ヨハンソン、ナスターシャ・キンスキー、
      トニー・ゴールドウィン、ラファエラ・バンサギ、
      エミー・ロッサムほか
 劇場公開 劇場未公開
 録画日  DVD形式 2009年5月6日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2009年5月


 もちろん本作も、スカーレット・ヨハンソン狙いの鑑賞。
ナスターシャ・キンスキーが出演していたのは、
予想外で嬉しかったが母親役だった。
そうか、2001年は彼女はもう母親を演じても、
なんの不思議もない年齢なのか。
1961年生まれだから40歳、なるほど。

少し悲しいお話でもある。
第二次世界大戦後、共産圏のハンガリーから
米国に亡命しようとしたある家族。
しかし両親は亡命に成功したが、娘ジュジは手違いで亡命できず
ハンガリーで里親に預けられる。

当時は冷戦のさなかで、ソビエト連邦を盟主とする共産圏は
西側自由経済国家に対して、情報遮断、人的交流遮断を
強行していたように思う。
鉄のカーテンなどと言われていた。

余談だが、読売巨人軍が9連覇を達成していた頃、
川上監督がマスコミに対して取材拒否を実行したことがある。
監督の名前をもじって「哲のカーテン」と言われていた。
懐かしい記憶だ。

実の母親は、なんとかして娘を米国へ呼びよせようと
獅子奮迅の努力をする。
そして6年の歳月を経てしまったが、
念願かなって娘を亡命者として渡米させるのに成功する。

しかし、里親を本当の親と思って育ったジョジにしてみれば
いきなり親子関係を引き裂かれたようなものである。
里親との別れ際に「ちょっと行ってくる。学校もあるから
すぐもどる」という台詞には、グッとこみ上げるものがある。
そう簡単に、今日から突然現れた生みの親を
パパ、ママとは呼べるわけがない。

これには若、干個人的な感情もある。
生みの親より育ての親などと言うが、
本当の親でないことを知ってしまった当人には、
微妙な感情が交錯するものである。
ましてや多感な時期に政治的な問題で、
そうのような状況に陥らざるを得なかった家族にとっては、
娘も両親も想像を絶するほどの深い悲しみに囚われたことだろう。

そして娘は思春期となる。
荒れた少女時代から、両親と大人になるまでは
米国にとどまり祖国ハンガリーへもどるか否かは、
その時もう一度考え直す約束でむかえた15歳。
ジョジはハンガリーの里親を訪ねることにする。

映像的演出なのか、本作が監督の経験に基づいた
実話のせいか祖国の風景は、とてつもなく美しく描かれている。
60〜70年代の米国の風景との対比が、
少々あざといいかもしれない。
祖国を訪ねた彼女は、母親が過剰なまでに
ハンガリー行きを反対していた現実を知ることになる。
祖母も里親もとても優しいのだが…

結局、彼女は祖国ハンガリーではなく
米国に自分自身の居場所を見いださざるを得ないわけだが、
そのことを受け入れることは本当の両親だと思っていた里親から、
生みの親へ感情移入を転向することにほかならない。

いわばイデオロギーの変更、改宗である。
なんと辛い出来事だろうか。
戦争映画ではないがイデオロギーは、ここまで個人の生活を
犠牲にするものであるという意味で、静かな反戦映画でもある。

スカーレット・ヨハンソンの友人役で
エミー・ロッサムが、窓から一瞬顔を出す場面がある。
本当に一瞬なのだが、発見して妙に嬉しかった。

幼少時のジョジを演じてすこぶる評判のよい
ラファエラ・バンサギだが、スカーレット・ヨハンソンと
ナスターシャ・キンスキーの二人に目を奪われてしまって、
ほとんど印象がない。
彼女こそが本作のヒロインと評している人もいるというのに…





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