よもやま話〜ほとんど映画かも〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 【劇場鑑賞】アレクサンドリア

<<   作成日時 : 2018/05/18 09:50   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

アレクサンドリア
 製作年  2009年
 監督   アレハンドロ・アメナーバル
 出演   レイチェル・ワイズ、マックス・ミンゲラ、
      オスカー・アイザック、マイケル・ロンズデール、
      サミ・サミール、アシュラフ・バルフムほか
 劇場公開 2011年3月
 録画日  DVD形式 2011年10月8日
      BD形式  2015年4月18日
 鑑賞年月 劇場鑑賞  2011年5月


 「アレキサンダー(2004年)」からの
アレクサンドリア繋がりで本作を。
鑑賞動機は、レイチェル・ワイズが一番だけれど。

 壮絶な物語である。
4世紀、ローマ帝国の時代にエジプト、アレクサンドリアに
実在した伝説の女性天文学者ヒュパティアの悲劇を描いている。
この作品で、初めてヒュパティアという知性豊かな女性の存在を知った。

実はこのような内容とは知らずに、レイチェル・ワイズ狙いで
のこのこと劇場に足を運んだというのが真実である。
もちろんタイトルに惹かれたせいもあるのだが。

アレクサンドリアというと古代の知性の塊のようなイメージがある。
そのシンボルがアレクサンドリア図書館である。
本作はその図書館を舞台にヒュパティアが、
キリスト教徒によって殺され、それとともに知性の象徴である
図書館が滅亡してゆく様を描いている。
これを機に、西洋社会は暗黒の中世に向かって
キリスト教支配が進展していく。

ヒュパティアを慕う二人の男がいる。
一人は後にアレクサンドリアの長官となるオレステス、
もう一人は奴隷ダオスである。
二人はそれぞれ異なる立場でキリスト教に改宗する。
一方はその政治的立場から、もう一方は世俗的立場からの解放を
夢見ての改宗だったが、ヒュパティア自身は信仰の押し付けを嫌い、
自由人であり続けようとする。

しかし、時代は彼女の自由で寛容な精神を認めず、
ミラノ勅令(紀元313年)によって国教化したキリスト教によって、
異端者として魔女の烙印を押され、処刑されてしまう。
一説によると生きたまま貝殻で肉を切り刻まれて殺されたと言う。
本作では、奴隷ダオスの機転で彼自身の手によって死を迎える。
ダオスにとっては、愛おしいほどの苦悩があったことであろう。
その点は本来のテーマは不寛容と暴力への問題提起だと思うが、
二人の男の愛の行方という見方もできなくはない。

それにしてもキリスト教を含めた一神教の人々というのは、
なんと愚かな人種なのだろう?
寛容を認めない排他的宗教は、その存在意義がないと思うのだが…

マケドニアのアレクサンドロス大王がエジプトを
その配下に治めた際、中核都市として建設されたアレクサンドリア。
そしてアレクサンドロス大王の亡き後、
後継将軍の一人であるプトレマイオス1世がファラオを名乗り、
エジプトを支配、プトレマイオス朝を建てて、
その首都をアレクサンドリアとしたようだ。

その後、アレクサンドリアは歴史のうねりの中で
何度か表舞台に登場はするが、このキリスト教徒たちの暴挙以後、
知性の街としては二度と蘇ることはなかった。
現代の不寛容な一神教信仰者は、この歴史をどうとらえるのか。
見ごたえのある作品だった。

それにしてもレイチェル・ワイズ。
凛とした知性豊かなヒュパティアを見事に演じきっている。
素敵な女優さんだ。



アレクサンドリア [Blu-ray]
ギャガ
2016-12-02

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by アレクサンドリア [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
【劇場鑑賞】アレクサンドリア よもやま話〜ほとんど映画かも〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる