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zoom RSS 【DVD鑑賞】悪魔のシスター  〜マーゴット・キダーを偲んで〜

<<   作成日時 : 2018/05/16 13:49   >>

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悪魔のシスター
 制作年  1973年
 監督   ブライアン・デ・パルマ
 出演   マーゴット・キダー、ジェニファー・ソルト、
      チャールズ・ダーニング、バーナード・ヒューズ、
      ウィリアム・フィンレイ、メアリー・ダヴェンポートほか
 劇場公開 1974年8月
 録画日  BD形式 2017年5月28日
 鑑賞年月 BD鑑賞 2017年8月


 今朝、新聞でマーゴット・キダーの訃報を見た。
哀悼の意味で、最近(2017年)観た彼女の準主演作を。

 本作はタイトル、ブライアン・デ・パルマ、
マーゴット・キダーが、鑑賞動機である。
「悪魔」に反応して作品紹介記事を読み、
監督がブライアン・デ・パルマと知り、
そしてヒロインがマーゴット・キダーだったというのが
決め手、そんな感じである。

マーゴット・キダーは、クリストファー・リーヴ版の
スーパーマンシリーズでロイス・レインを演じた女優さん。
追いかけではないが名前を見つけると観るかも…
「スーパーマン」シリーズ以外のコレクションは、次の通り。

1)暗闇にベルが鳴る(1974年)
 オリヴィア・ハッセー狙いの鑑賞
2)マーヴェリック(1994年)
 ジョディ・フォスター狙いの鑑賞

って、本作を入れて3タイトルしかなかったか…
銀幕での当たり役はロイス・レインぐらいのようで、
その後はテレビドラマを中心に活躍していたご様子。
わりあい好きな感じの女優さんだったので(誰でもいいのか?)、
映画出演も期待したいと思っていたところではある。
ご冥福をお祈りしよう。(合掌)

 本作、1974年では、衝撃的な映像だったのかも知れないが、
現在ではよく扱われる多重人格ものである。
そこに結合双生児の話題を加え、後半の映像は少しだけオカルトっぽい。
当時の流行なのだろうか。
そんな記憶はないけれど…

冒頭はテレビのクイズ番組から始まる。
覗き屋なんちゃらという番組で、盲目の女性が
更衣室で着替えのため脱ぎ始めるのだが、
そこに偶然居合わせた若い男性が、そのまま彼女を観続けるか、
自身の存在を彼女に知らせるか、はたまたそのまま更衣室を出ていくか、
それを当てるクイズ番組という趣向である。
ん?タイトルからは、まったく想像できないオープニング。
大丈夫か、マーゴット・キダー。

実はこの場面、素人が演じていたということで、
司会者が演じた男女それぞれをクイズ会場の観客に紹介する。
そして番組終了後、二人は男性の賞品である食事券で会食をすることに。
ちなみに彼女が貰った賞品は、ナイフ&フォークのセット。
これが後で殺しの小道具として大活躍する。

もう一つ、会場にいる丸い眼鏡をかけた男が映し出されるのだが、
この男が後に重要なキーパーソンとなる。
不思議なショットで、とにかく他の観客は印象が残らないのに、
この男の異様な眼力だけは気になるのだ。

さて、会食の宴もたけなわなとなった頃、
この妙な男が自分は彼女の夫であると名乗って、
彼女を連れ戻そうとするが、離婚していると逃げ惑う彼女。
若い男は店員を呼び、丸眼鏡男を外へつまみ出してもらう。
元夫が未練たらたらで働いたストーカー行為、
そんな印象を観客に与える。

男は彼女を家まで送り、一夜を共にする。
さすが米国、1970年代半ばというのに…男女とも手が早いこと。
そんなに簡単に寝るか?と思うが、寝てもらわないと話がはずまない。

翌朝、目覚めた彼は、彼女が誰かと口論してい声を耳にする。
遠慮してトイレで着替える男だったが、会話から彼女と妹が
同じ誕生日であることを知り、頼まれた薬とケーキとを買いに出かける。
そして彼女の部屋に戻った彼は、妹の人格に乗っ取られた彼女に、
前日のクイズ番組の賞品であるナイフでめった刺しに惨殺されてしまう。

瀕死状態の彼は這うようにして窓際に向かい、
助けを呼ぼうとするがこと切れてしまう。
だが、この様子を隣接するビルの部屋から見ている女性がいた。
彼女は、女性記者。
そして、じつはこの女性が本作の真のヒロイン。

警察とかけつけた女の部屋は、
すっかり綺麗になっており何事もなかったようである。
窓につけられた血もなければ、そもそも遺体がない。
じつは警察がやってくる前に、例の元夫の丸眼鏡男がやってきて、
すっかり後始末をしてしまったのだ。

ここからは、その女性記者が事件を信じてくれない警察に代わって、
独自に調査を進める探偵ものになってゆく。
そして多重人格の謎にたどり着くという筋立てである。

面白い話ではあるけれど、さすがに時代がかった展開は、ややかったるい。
マーゴット・キダー演じる多重人格者の不幸には
同情を禁じ得ないが、恐怖感を煽るような演出は無い。
また、ジェニファー・ソルト演じるヒロイン側にも恐怖の演出は無い。
ちょっとサイコ的にもサスペンス的にも、現在の感覚では今一歩である。

むしろ、ヒロインがラストに丸眼鏡男からかけられた
催眠術(?)によって、ようやく事件性に気がついた警察を前に、
「死体は無かった、勘違いだった」と言い張るシーンが恐怖である。
すでに丸眼鏡男はマーゴット・キダーによって殺されており、
彼女の真実を知る者は誰もいない。

このまま迷宮入りしそうなエンディングだが、
救いは彼女が雇った私立探偵が、ことの成り行きを知らぬまま
死体を積んだトラックを監視していることである。
死体さへ出れば、彼女が何といおうと事件は殺人として確定する。
しかし、その犯人は多重人格者…果たして男の死は報われるのだろうか…
なんてことを思わせてくれるラストだった。

ブライアン・デ・パルマ監督は、ヒッチコック風のスリリングな
サスペンスに仕上げたかったのかも知れないが、
成功しているとは言えないかなぁ。
それ風の音楽が、すべってるように感じた。




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